就職の際に勤務地と仕事内容のどっちを優先して決めたらいい？

就職や転職で職場を探す場合、いろいろな条件を考えて決めることになります。

その中でもとても大事な要素となるのが、勤務地と仕事内容です。

もちろん、この2つの条件がどっちも満足できる内容であれば良いのですが、何かを妥協し、どっちかを優先しなければならないこともあります。

そんな時にどっちを重視すべきなのか、悩ましい問題です。

より良い判断を下すために、考えられるいくつかのポイントを整理してみましょう。

人によって、そもそも仕事をする意義や目的が異なります。

単にお金を稼げれば良いと考える人もいれば、職を通じて人のために役立つことをしたいと強く考える人もいます。

後者の場合、特に今まで育ってきた地元のために働きたいと思う人が多いかもしれません。

その場合、自治体や医療機関を始めとして、地域のために直接役立てる職場や、地元企業などの地域密着型のサービスを提供しているところで活躍するという決断を下すでしょう。

こうしたケースでは勤務地が、職場選びで重視されるポイントとなるでしょう。

特に住む場所にこだわりがないとか、自分のキャリアを向上させて目いっぱい活躍したいと思っているのであれば、勤務地よりも仕事内容を優先させて考えることになるでしょう。

やはり、勤務地が大都市ならば、様々な経験を積める現場に身を置くことができますし、企業規模もプロジェクトのレベルも違うことが多く、自分磨きには適しています。

キャリア優先で仕事内容を見るか、地元への貢献ということで勤務地を重視するかとは、別の判断基準もあります。

それは、年齢と家族です。

若い頃はいろいろな経験をすることが人生の糧となりますし、異なる環境に順応しやすいため、仕事内容を優先しても問題ありません。

しかし、結婚したり子供ができたりしたら、自分だけでは決められなくなることも出てきます。

子供を育てるのに適した環境を見つける必要もありますし、配偶者や親の希望と事情のどっちも考慮すべきです。

また、年を取ると、寒いところ、暑いところでは生活しづらいとか、大都市もしくは田舎では暮らしにくいと考えるようになるかもしれません。

将来のことを考えて、自由が利くうちに、いろいろなところや様々な仕事内容を経験してみるという考えもあるでしょう。