詩における段落の数え方。

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文章には段落があります。

 

段落があることで文章の意図が伝わりやすくなったり、読みやすくなります。

 

多くの文章では話の内容が変わる時に段落分けを使い、行を1字下げて書きます。

 

詩にも段落があり、一字下げるのではなく一行間隔を空けてまとまった文を書きます。

 

このまとまった文のかたまりの数え方をご存知でしょうか?

 

数え方の考え方と、日本の詩の基本的な形を紹介します。

数え方

文章の段落のようなかたまりを連といいます。

 

連と連の間は一行空いている(行間)ので見るとすぐわかります。

 

はじめから次の行間までのひとかたまりを第一連、その次を第二連、という数え方をします。

 

複数の連によって構成されていますが、要点となる連があり、その部分を探して読むとより深く理解することができます。

 

要点を探す時には種類を知っていると、リズムやどんな内容が書かれたものかを把握しやすいです。

 

また、連の意味や内容で大きくまとめた部分を節と呼んで区切ることがあります。

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形式

二つの形式があります。

 

一つ目の形式は定型詩といい、音数や文字数に決まりがあります。

 

日本では五音や七音を使うのが基本的なルールで、独特のリズム感のある文です。

 

この中には俳句や短歌、川柳も含まれます。

 

二つ目の自由詩は制限のない詩のことを指し、現代詩では多くの作品がこちらで書かれています。

 

また、上述の連のような行間のない書き方を散文詩と呼んで分けて考えます。

 

一方、海外では韻文とも呼ばれ、一定の韻に属した言葉を並べることで声調を整えた文を指します。

 

音の調子を整えることで覚えやすくなるので、歴史的な出来事や神話を残すために使われてきました。

 

韻文と散文は対義語として扱われます。

 

自ら書くときは、一定のルールのある韻文を書いているのか散文を書いているのか把握しておくことでブレない文が書けるでしょう。

種類

種類を意識すれば、書かれている内容がさらにわかるようになります。

 

題材だけでなく、作者が何を表現しようとしているか理解するのに役立ちます。

 

内容によって大きく三種類に分けることができます。

 

自然の風景や景色を表現した叙景詩、歴史的な事や人物を表現した叙事詩、人の感情や心情を表現した叙情詩の三種類です。

 

一般的によく目にするのは叙情詩が多いです。

 

段落の数え方、そして基本的な形式や種類が把握できたでしょうか?

 

詩は文の中でも日常で触れることが少ないため、難しく考えてしまいがちですが、言葉の響きやリズムを味わって楽しんでみましょう。

 

その際に分類や構成の名称が理解に役に立てば嬉しいです。

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