文節と単語の違いについて

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中学生の頃、国語の授業で文法を習った記憶はありませんか。

 

テストでも文節ごとに区切りなさいなどといった問題で出題されやすい分野な上に、覚えることがたくさんで厄介ですよね。

 

今回はその文節と単語の違いについてご紹介します。

文節とは

文節とは、それだけで意味が成立するところで区切った言葉の単位です。

 

例えば、今日わたしは朝ごはんにパンを食べた。という文があったとします。

 

これを文節で区切ると、今日、わたしは、朝ごはんに、パンを、食べた。という区切り方になります。

 

名詞や動詞などといった自立語の詳細についてはここでは割愛しますが、文節の区切り方としては、1文節に1自立語が入るように区切るため、子どもが話すように、ね。で区切ると分かりやすいとよく言われています。

 

先ほどの例文を使うと、今日ね、わたしはね、朝ごはんにね、パンをね、食べたね。となります。

 

自立語のみで区切る場合と、自立語と付属語を組み合わせた形で区切る場合が存在します。

 

また、読んでいるやしているなどの補助動詞が含まれた文と、とき、ことなどの形式名詞が含まれた文など、文節に区切る際に注意が必要になる言葉もあるので気をつけましょう。

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単語とは

単語とは、意味のある言葉に分けた最小単位を表す言葉です。

 

前述した例文を使うのであれば、今日、わたし、は、朝ごはん、に、パン、を、食べ、た。に分けることができます。

 

単語で分けるときは、その言葉を辞書で調べることを意識すると分けるポイントが分かりやすくなります。

 

例文の食べたを辞書で調べるとき、食べるという言葉で調べますよね。

 

その食べるという言葉に、た、つまり過去を表す助動詞がくっついているという考え方になるので、単語で分けるときは食べ、たで分かれます。

 

また、単語で区切るときには複合語の存在に注意しましょう。

 

あくまで辞書で調べる語句をイメージしてから区切る癖をつけておけば間違いありません。

文節と単語の違い

文節と単語の違いを一言で表すならば、それだけで意味が通じるかどうかです。

 

単語で区切った場合、食べ、でも意味は通じませんし、た、のみでも通じません。

 

通じるように区切ったのが文節と覚えておくとよいでしょう。

 

文節と単語の違いの簡単な覚え方としては、上記のとおり、ねで区切るのが文節、辞書で調べる言葉ごとに区切ったのが単語ということを忘れないでください。

 

文法の説明をするだけでも、自立語や付属語などたくさんの用語がでてくるので、覚えるのは大変だと思います。

 

しかし文節と単語の違いはコツさえつかめていれば安心です。

 

複合語などのイレギュラーに惑わされないよう、しっかり覚えておきましょう。

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