信用金庫の離職率はどのくらい?

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バブル全盛期の金融業界は、羽振りの良い業種として上位ランキングしていました。

 

しかし、長引く平成不況・デフレ不況やマイナス金利政策によって、金融界の業績は低下しています。

 

特に、地銀や信用金庫は苦しい状況と言われています。

信用金庫の離職率はかなり高い

地域に密着した金融サービスを提供する信用金庫は、大事なお金を扱うために大きな責任のある仕事で、とくに営業系の社員はノルマが非常にキツイ状態です。

 

また、他の業務でもコストダウン・作業効率アップで厳しい職場環境だと言えるでしょう。

 

さらに、給与面でも満足のいかない状況があって、信用金庫の離職率が徐々に高まっているとされています。

 

そこで近年の離職率データを確認しますと、平成28年度の厚労省による雇用動向調査では『金融業界の離職率は9.4%』とあります。

 

信用金庫の個別データはありませんが、信用金庫は地銀と並んで金融業界での人気が低めの職場ですから、もしかすると10%を超えている可能性があります。

 

ちなみに、人の出入りが多いとされる建設業の離職率が7.7%、最も離職率が高いとされる宿泊業・飲食サービス業が30%となっています。

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この年の全業界の離職率の平均が15%とありますので、信用金庫を含む金融界の離職率はけっして高いとは言えないかもしれません。

 

なお、金融業界では離職者の多くが入社3年目で離職しているという話もあります。

 

かつて人気業種として注目されていた金融系の職場が10%近い離職率になっているのは、それなりに原因があるからでしょう。

信用金庫の離職率が高めである理由

信用金庫での離職理由としては、次の3点が目立っています。

 

〇ミスの許されないプレッシャーにつぶされる
お金を扱う仕事は、細部にわたるまでミスのないように丁寧な仕事が求められます。

 

入社して初めて『小さなミスが許されない』仕事を任されたことのプレッシャーやストレスで、働く意欲が失せてしまうケースが目立ちます。

 

〇不要な金融商品を売らなければならない
信用金庫の利用者の多くが高齢者で、その顧客に必要がなさそうな投資信託やカードローンなどの商品を売り込むのがツライという理由も目立ちます。

 

しかも、ノルマがあるので、無理やり勧める場面も多いとのことです。

 

〇パワハラ上司の存在
金融業界では上司の発言権は極めて強い傾向にあって、職場によってはパワハラが行われているとの話もあります。

 

営業ノルマに届かないことを叱咤されたり、仕事の態度が消極的だと厳しく怒られたり、勤務上の責任を超える指導が行われているために、辞めてしまうケースもあります。

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