信用組合に就職するメリットとデメリットとは？

就職先を検討している人は、就職してから後悔しないためにも、希望している業種や職種の持つメリットやデメリットを理解しておくのが賢明です。

これは、信用組合で働きたいと考えている人にも当てはまります。

信用組合に就職するメリットは「働きやすさ」でしょう。

基本的には定時で帰宅することができ、週末や祝日もしっかりと休みを取ることが可能です。

一般企業にあるお盆休みはないものの、他のタイミングで長期休暇を取得できるように調整されているので心配ありません。

また、信用組合は地域密着型のサービスを提供しているため、地元の人たちから信頼されるというのも魅力と言えます。

実際、担当エリアで働く多くの事業者と顔見知りになるので、どこへ行っても知り合いに必ず会うという人も少なくありません。

ですから、人付き合いが好きな人にとってはメリットの多い楽しい仕事となることでしょう。

金融機関は転勤の多さがデメリットとされています。

一方、信用組合は基本的に金融サービスを提供するエリアが決まっており、担当エリアが県境をまたぐということはほとんどありません。

ですから、就職してから定期的に配属は代わるものの、それに伴って引っ越しをする必要がほとんどないというメリットがあります。

これは信用組合を就職先として選ぶ大きな利点ということができるでしょう。

信用組合に就職するデメリットとしては「倒産を目の当たりにする」という点が挙げられるでしょう。

融資係や渉外係として働く場合、大切な顧客を一生懸命サポートしてきたものの、経営や資金繰りが悪くなって倒産するという事態にしばしば直面します。

そうした場面を見るのは心が痛む経験となることでしょう。

ですから、感情移入しやすい人にとってはデメリットのある職場と言えます。

「ミスが許されない職場である」というのも信用組合を選ぶデメリットと言えます。

信用組合において職員1人1人が担当する業務は多岐に渡るため、迅速に作業を進めていくことが求められます。

同時に、クライアントが大切にしてきた資産を預かる業務ですから、丁寧な仕事をして人的エラーを発生させないことも肝要です。

精算業務の中で1円でも計算が合わないと、誰も帰宅することはできません。

こうしたプレッシャーはずっと集中していることが苦手な人や、おおざっぱに物事を扱うことが多い人にとってはデメリットとなるでしょう。