信用金庫から市役所に転職できるのか?

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信用金庫はどちらかというと公務員的な待遇が得られる業種ではありますが、それでも仕事量が多く、絶えず仕事の効率化を求められる厳しい職場です。

 

特に、営業職ではノルマや売り上げを伸ばすための努力が求められ、プレッシャーやストレスで慢性的な精神圧迫状態になることがあります。

 

これは他の銀行でも同じですが、ノルマや責任の軽い公務員職へ転職したいと考えている人も多いことでしょう。

信用金庫から市役所への転職は可能

近年、ますます銀行などの金融機関の職場のリストラが進んでいます。

 

それは業務の徹底したデジタル化が推進力となって、今や銀行業務のほとんどがAIで賄えるところまで技術やシステムが整ってきているからです。

 

実際に大手銀行では週休3日制を導入する動きがありますし、地銀などはどんどん店舗縮小をしています。

 

信用金庫も職場の縮小が進んでいて、さらに少ない人数で広範囲の仕事をこなさなければならない現状です。

 

リストラやノルマがあまり必要とされない市役所などの公務員へ、急ぐように転職する光景も見られます。

 

実際の転職状況を見ますと、市役所の職員採用においては地元志向の強いこともあって、地元で金融サービスを提供してきた信用金庫職員の採用が多い傾向にあります。

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これは地域の公共サービスを提供するのに、信用金庫の経験が活かされると判断されているからです。

 

ちなみに、一般の中途採用は30歳が上限ですが、新規の場合は地域の組合職員ということで、40代前半まで転職の可能性があるようです。

 

ただし、これ以上になると採用されにくいので注意が必要でしょう。

市役所の仕事は思うほど楽ではない

平和な職場として市役所へ転勤を求めていると、いざ市役所勤務になって、思わぬ現実にモチベーションが下がるケースがあります。

 

実は、役所の仕事は感情的な部分で市民の問題に取り組まなければならず、ノルマや実績を伸ばすといった明確な目標や具体的な手段を持っていません。

 

答えのない問題に取り組むという不安で、いわゆるカルチャーショックを受ける人もいるのです。

 

また、頑張っても給料に反映されませんし、具体的に評価されることもありません。

 

公務とはそういうものだと分かっていても、やりがいを失ってしまうリスクがあります。

 

今までバリバリと働いてきた銀行マンには耐えがたいこともあるのです。

 

もちろん、超安定職でリストラもなく、落ち着いてコツコツと仕事ができるメリットはありますので、事前の理解と準備を徹底することで、これらのハードルを越えて、転職を成功に導くことは十分に可能でしょう。

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