信用金庫への就職は何がチェックされる？コネがないと難しい？

全国的に支店を展開しているメガバンクとは異なり、信用金庫はサービスエリアが限定されていて「地域密着型」の営業スタイルが大きな特徴となっています。

そのため、サービスエリア内に居住している、いわゆる「コネ」がある人の方が就職試験で採用されやすいのではないかという意見は珍しくありません。

とはいえ、実際の採用ではコネよりも人間性を重視しているケースが大半です。

先述の通り、信用金庫はサービスを提供しているエリアの経済活性化を目指しています。

ですから、対象となる地域に居住しており、信用金庫との繋がりがあるというのは選考においてプラスポイントとはなり得るでしょう。

面接や論文において、地域のどんなところが好きで、どんな分野にポテンシャルを感じているか、信用金庫へ就職したらどんなサービスを提供したいかといった点を具体的にアピールできるのも、地元住民ならではの強みと言えます。

こうした点は採用担当者の目に留まりやすいでしょう。

とはいえ、信用金庫で働いている人と親族であるなどのコネがあれば採用が優位に進むかといえば一概にそうは言えません。

他の金融機関と同じく、信用金庫でもしっかりと就職希望者の人間性を見て、戦力として期待できるかを厳しくチェックしていきます。

実際、信用金庫の中には主に面接で採用の可否を決めているというケースもあるほどです。

人間性に問題を抱えており、就職後にトラブルが発生するリスクが高いと判断されれば、たとえコネがあったとしても採用試験をパスすることはまずできないでしょう。

信用金庫で就職を目指すのであれば、コネを当てにするよりも自分の魅力を高める方がより実際的です。

例えば、簿記や証券外務員資格など、金融業務に関連する資格を在学中から取得しておくことで、本当に金融機関で働くという目標があることを強くアピールできるでしょう。

また、応募した信用金庫がこれまでどのように地域への貢献をしてきたのかといった点を事前に予習しておくことも大切です。

そうすることで、自分が就職した時にどのような存在となりたいのかという点について、明確なビジョンを提示することができるでしょう。

こうした点で真摯な努力を払うことにより、採用を勝ち取る可能性はより高くなるはずです。