縮小コピーの倍率計算方法
縮小コピーをする際に倍率が分かれば、おおよその大きさがイメージできます。
コピー機で倍率を変更する時は〇%と数字が表示されていますが、どのような計算方法で算出されたものなのでしょうか。
計算方法
例えばA3サイズの半分はA4サイズになりますが、縮小コピーをする場合の倍率は50%ではなく71%です。
面積を想像して50%で設定してしまうと、かなり小さく印刷されてしまいます。
では71%はどこから出てきた数字なのでしょうか。
コピーの倍率計算は面積ではなく用紙の縦と横の長さを%で表します。
計算方法は「出力用紙の長さ÷原稿用紙の長さ×100」で、コピー倍率が計算できます。
長さは横で揃えるのか縦で揃えるのか、どちらで計算しても大丈夫です。
A3サイズをA4サイズに縮小コピーをする場合はA4サイズ(210×297)、A3サイズ(297×420)なので210÷297×100=70.70となり、四捨五入で71%となります。
この計算方法を知っておけばA3やB5などの規格内の用紙だけでなく、規格外の用紙も計算できるので好きな大きさで縮小コピーが出来ます。
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規格サイズは小数点以下が切り捨てられています。
計算方法でもピッタリに割り切れないので、おおよその数字となります。
印刷の内容や余白部分を考慮して倍率を微調整しましょう。
上記の計算方法の倍率は縮小コピーしても端が切れてしまうことが無いので、安心して印刷できます。
自動倍率選択
職場やコンビニのコピー機、自宅のプリンターにも付いている自動倍率選択という機能があります。
A3のように規格サイズから規格サイズへ縮小コピーする場合は、自動で倍率を変更してくれます。
用紙設定から原稿サイズと希望の出力サイズを選択すれば完了です。
ほとんどの場合はこの機能を使って縮小コピーします。
固定倍率
少しだけ小さくしたいという場合は固定倍率で可能になります。
50から200%の間で、1%単位で倍率を指定することが出来ます。
例えば原稿の余白が大きすぎる時など、そのままの倍率で縮小コピーするとかなり小さくなってしまいます。
余白部分を少なくするためには自動倍率選択で数字を確認し、それよりも少し大きめの数字を設定することです。
縮小コピーの計算方法が分かれば、任意で倍率指定したい時などに便利です。
簡単な式なので覚えておきたいですね。
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