便利に拡大縮小できるコピー機の原理とは?複雑な倍率計算も解決!
コピー機は紙を印刷するだけでなく、拡大縮小する便利な機械です。
普段使用する時に原理を考えながら使う人は少ないと思います。
ボタン1つで便利に印刷できるコピー機は、さまざまな機能や工程を利用しながら印刷を行なっています。
コピー機の原理とは?
コピー機は、静電気の原理を使って印刷を行なっています。
感光ドラムと呼ばれる表面にマイナス静電気を発生させ、レーザーの光で感光ドラムに画像を描いていきます。
レーザー光を照射された静電気はなくなり、トナーをかけることで静電気がなくなった部分に色が付着していきます。
トナーが付着した感光ドラムがコピー用紙に付着し、トナーに熱を加えて紙に定着することができるようになります。
工程の中では静電気を利用した原理により、印刷を行なっています。
色をつけたい場合は、スキャナが色を分解して4色の色を重ねて作り出していきます。
色を重ねて作り出すため、幅広い色が作り出すことができます。
スポンサーリンク複写倍率の方法
コピー機は拡大、縮小を自動的に行ってくれることが多いですが、コピー機によっては倍率を計算する必要があることも考えられます。
A3サイズの原稿をA4サイズに印刷する場合、紙のサイズは半分サイズなので50%に設定してしまいがちですが、正しくは70%になります。
複写倍率の考え方は面積ではなく、辺の長さの比で表します。
そのため、計算方法は「出力用紙の長さ÷原稿の長さ×100=倍率(%)」の原理になります。
この計算方法は、定型サイズのみ使用できる方法なので特殊サイズでは算出方法が変わるため注意が必要でしょう。
また、コピー前にあらかじめ計算をしておくとスムーズに印刷が行えるのでミスなく効率的に印刷できるでしょう。
特殊サイズの方法
原稿サイズが特殊の場合、拡大、縮小が複雑になってきます。
長辺と短辺の縮尺が異なるため「出力用紙の長さ÷原稿の長さ×100=倍率(%)」の計算が利用できません。
例えば、原稿を官製はがきサイズ(148×100)でB4サイズに拡大コピーをする際に計算式に当てはめると、長辺は245、短辺は257になります。
拡大率が大きい方でコピーをすると枠からはみ出すことが考えられ、縮小する必要があります。
しかし、縮小してしまうと余白が残る可能性もあり、仕上がりを確かめてみてから倍率を調整するようにしましょう。
自分で計算の原理を理解できると、自動選択なしで計算を行うことができるでしょう。
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