送り状のご依頼主欄の様はどのように消すのが正しいのか
荷物を送る際に送り状を書きますが、ご依頼主の欄にある様は消す必要があるとされています。
消す際にはどのようなマナーがあるのでしょうか。
ご依頼主の様は消すべきなのか
一般的には宅配便などの送り状のご依頼主の部分についている様は消すべきとされています。
しかし、実際には必ずしも消さなくてよいとされています。
宅配便というのは自分がどこかに荷物を送るために宅配業者に料金を払い依頼をします。
送り状というのは送り主が宅配業者に依頼するために書くものであり、宅配業者にとってはお客さまという位置づけになります。
そのため、顧客となる送り主に様が付けられることはおかしなことではないのです。
最近では電子印刷で自分で手書きをすることも減っており、伝票を自分で作成しないために様を消す作業ができないことも多いです。
そのためビジネスマナーとしては必ず消さなければならないという考え方も消えつつあります。
年配の人は消すことが当たり前となっているので、年配の人に向けて送る際には消しておくほうが無難です。
スポンサーリンク宛て先は御中に変えるべきか
送り主側の様を消すのと同時に宛て先も御中に書き換えるべきなのか迷うものです。
ご依頼主の様を消すならば、宛て先も御中に書き換えるのがマナーです。
とはいえ、こちらも最近では送り状が見にくくなることや、電子印刷で作業ができないことから必ずしも変えなければならないというわけではありません。
あくまでも送り主側を変えるなら合わせて宛て先も変えるべきという考えです。
そこで、ご依頼主の様を消したならば忘れずに宛て先も書き換えるようにしましょう。
消すときの方法
ご依頼主の様を消すときには斜めではなく横に二重線を引いて消すようにします。
黒く塗りつぶすようなことはしません。
また、合わせてご依頼主の「ご」と宛て先の様にも二重線を引くようにします。
宛て先については二重線で消した後、横や上などわかりやすいところに御中と書き添えるようにします。
送り主も宅配業者にとっては顧客であるため、送り状のご依頼主部分に様がついていることは間違いではありません。
今まではビジネスマナーとして消さなければならないとされていましたが、今は送り状も電子化が進んだこともありあまり厳ししく言われません。
もしも様を消した場合には、二重線できれいに消すことと合わせてご依頼主の「ご」も二重線を引くこと、宛て先は御中に書き換えることも一緒に行うようにしましょう。
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