ピアスやネックレスをつけたままパスポート写真を撮っても大丈夫?
世界で通用する身分証明書であるパスポート。
パスポート写真は本人であることを証明するためのものですから、国際的な規格が決められており、その規格を守って撮影しなければいけません。
では、パスポート写真の国際的な規格ではピアスやネックレスなどのアクセサリーの装着は認められているのでしょうか。
ピアスを付けたままパスポート写真を撮影しても大丈夫?
ファッションとして人気のピアス。
お守りとして身につけている方もいることでしょう。
でも心配なのが、ピアスをつけた写真で、入国審査に通るのかどうかという点です。
結論からいえば、原則としてピアスは禁止されていません。
誰が見ても、アクセサリーであるとわかるデザインであれば、問題なく審査に通ります。
しかし、皮膚の一部のように見えるデザインのものは、入国審査に通らないことがあります。
同様に、顔の輪郭にかかるような大きめのものも、入国審査に通らないことが多いのです。
また、撮影時に光が反射するものはNGとなっています。
身につけているピアスが、規格に合ったデザインとみなされるかどうかは、パスポートセンターに提出してみないとわからないのが現状です。
また、たとえパスポートセンターの審査に通っても、入国時の審査に引っかかって説明をする必要があり、スムーズに入国できないケースもあります。
これらの理由から、よほどの理由がない限り、ピアスを外して撮影したほうが安心です。
ネックレスを付けたままパスポート写真を撮影しても大丈夫?
では、ネックレスを付けたまま写真撮影をしても大丈夫なのでしょうか。
ネックレスもパッと見てアクセサリーであることがわかるものであれば、審査には通ります。
しかし、チョーカーのように首に密着して顎から距離が近いものなど、ネックレスのデザインによっては認められないこともあります。
ネックレスも外して撮影したほうが無難でしょう。
スポンサーリンクピアス・ネックレス以外のパスポート写真で身につけてはいけないもの
ピアスやネックレスなどのアクセサリー以外でも、身につけてはいけないと決められているものがあります。
それは帽子です。
宗教上の理由でターバンや帽子を着用している場合などは例外で認められますが、原則として帽子やスカーフ、ヘアバンドなどをつけた写真はNGとされているのです。
頭髪が隠れてしまうので、顔認識センサーが本人だと確認できないことがあるからです。
眼鏡は規定を守っていれば、かけたままでも構いません。
眼鏡でNGなのは、サングラスなど色付きのレンズのものです。
また、光が反射している、顔に眼鏡の影が落ちている、メガネフレームで目が隠れているものも不適切とされています。
目が不自由など医療上必要な方でない限り、サングラスなどの色付きレンズは認められていません。
また、コンタクトをしている方も多いと思います。
透明な一般的なコンタクトはまったく問題がありません。
しかし、カラーコンタクトはNGです。
瞳の色も本人確認の重要なポイントとなりますから、瞳の色が変わるカラーコンタクトは認められていないのです。
瞳を大きく見せるために、縁だけ黒や茶のカラーがあるコンタクトに関しては、これまで入国審査でトラブルがあったという報告はないので、ほとんど問題ないでしょう。
しかし今後、出入国で本人確認ができないケース発生する可能性はあります。
また、入国審査時に質問を受けるなどして、時間がかかることがあるかもしれません。
念の為に、外してから撮影することをおすすめします。
ネックレスやピアス以外にもNG項目があります。
パスポート写真を少しでも素敵に撮りたいという気持ちはわかりますが、おしゃれ目的で使用するものではありません。
パスポートは国際的な身分証明書であり、パスポート写真は本人確認を行うとものいう本来の用途を忘れずに、ピアスやネックレスといったアクセサリー、帽子などの小物、カラーコンタクトなどでおしゃれをしすぎないよう注意しましょう。
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