パスポートを受け取りにいかないとどうなる?
せっかくパスポートの申請をしたのに受け取りに行かないとどうなるのでしょうか?
また受領期限を過ぎてしまった場合にはどうなるのでしょうか?
何らかの都合で期限内に取りに行けなくなるケースもあるだけに注意したいところです。
申請と発行のタイムラグ
これはパスポートを発行してもらう時の注意点のひとつでもありますが、パスポートセンターで申請したらすぐに発行してもらえるわけではなく、後日受け取る形になります。
パスポート番号などは更新するごとに変更されるうえに申請した時に知ることができませんから、申請から発行までの間に航空機のチケットやツアーの予約をするときには注意が必要なのです。
また申請と受け取りが別々なので、最低でも二度足を運ぶ必要が出てきます。
しかも身分証明書としての面もあるわけですから、必ず本人が訪れて直接受け取る必要があります。
近くにパスポートセンターがあればよいのですが、そうでない場合にはあらかじめ予定を確保しておく必要があります。
多くのパスポートセンターは受付時間が17時までですから、昼間働いている人はこの点に注意したいところです。
受け取りの期限は?
パスポートを申請すると引換書を受け取ることができます。
ここに受け取ることが可能な日にちが記載されており、その日以降に訪れて受け取ることになります。
問題なのは必ずその日以降に訪れることではなく、受け取ることができる受領期限内に受け取りに行くことでしょう。
もし受け取りに行かない場合にはせっかく申請したのにパスポートを受け取れなくなってしまう可能性が出てきます。
このパスポートの受領期限は発行日から6か月以内。
かなり余裕をもたせた設定になっているので、うっかり忘れで受け取りに行かないようなことにならない限りは、時間を見つけて取りに行けるでしょう。
つい、うっかり受け取りに行かないまま期限が迫ってしまうと、予定が合わずに焦ってしまうことになりかねないので注意しましょう。
スポンサーリンク受け取りに行かないとどうなる?
では、申請したパスポートを受け取りに行かないとどうなるのでしょうか?
まず督促の通知が、はがきや電話などでもたらされることになります。
つまり「パスポートができているので早く受け取りに来てください」と催促されるわけです。
この督促が来ても受け取りに行かないで6か月の受領期限が過ぎてしまうと、ついに失効になってしまいます。
交付されないままパスポートが失効してしまうので「未交付失効」と呼ばれます。
どんな事情があろうとも、受け取りに行かないで6か月が経過してしまうと必ず失効になってしまうので注意しましょう。
そうなってしまった場合、改めて申請する必要があるわけですが、その際には必ず「どうして前回申請したときに受け取りに来なかったのですか」と聞かれることになります。
この部分でかなり気まずい思いをすることになるので、できるだけ受け取りに行かないで失効してしまうのは避けるようにしたいものです。
さらに再び未交付失効をしないことを約束する誓約書を書かされるケースもあります。
このようにパスポートの申請をしたのに受け取りに行かないと、最終的に失効してしまうだけでなく、改めて申請するときにちょっと気まずく面倒な思いをすることになります。
6か月とかなり余裕のある期限が設定されているわけですから、必ず受け取りに行くようにしましょう。
なお、申請したけれどもやっぱり必要なくなった場合には、受け取りに行かないでそのままにするのではなく、改めて窓口に訪れて「取下届出書」を提出する必要があります。
こちらも併せて覚えておくとよいでしょう。
申請したら受け取るか、受け取れないことを届け出る。
常識にかなった行動をとるように心がけましょう。
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