パスポートの受け取りを1日早くすることはできるのか
海外に出かけるためには必須のパスポートですが、申請から受け取りまである程度の期間が必要になります。
余裕を持って申請することが1番ですが、中にはギリギリになってしまい、1日早く受け取りたいと考える方も多いことでしょう。
その方法はなくはないですが、なかなか厳しいい条件がついてきてしまいます。
受け取りにかかる期間をきちんと把握して、1日早くパスポートを受け取らなければならない事態にならないようにしましょう。
申請を行ってからパスポートの受け取りまでに必要な期間とは
必要な書類を用意して、各自治体が開設しているパスポート申請窓口で申請を行った後は、日をおいてパスポートを受け取りに行くだけとなります。
一般的に、申請から受け取りまでにかかる期間は、土日、祝日、年末年始を除いた6日間とされています。
この6日間の中には、申請を行った当日と受け取りに窓口へ赴く日も含まれています。
つまり、特に祝日がない期間内の月曜日に申請した場合、月曜日から金曜日の平日の5日間と受け取り日である月曜日を含めた、6日間でパスポートを受け取ることができる計算となります。
必要日数が6日間ということは、どの曜日に申請しても土日は必ずはさむことになります。
そのため、実質には最短で8日間であると言えます。
とは言え、この期間はあくまで、必要書類をそろえて窓口にパスポート発行の申請をした後の期間となります。
申請に必要な書類の中には、戸籍謄本などのように発行までに時間がかかるものもあるため、パスポートの取得は旅立つ前に余裕を持って行うことをおすすめします。
スポンサーリンクパスポートは受取日の1日前にも受け取れる?
基本的に、1日早く受け取りたいと思っても、実質的な受け取り期間である8日を待たずしてパスポートを受け取ることはできません。
しかし、時と場合によっては、1日早くと言わずとも、緊急に発給してもらえる場合があります。
1日早くというより、可能な限り最速でパスポートを発行してもらえるのは、人道的な理由により、緊急にパスポートが必要となった場合です。
人道的な理由というのはさまざまですが、例えば海外にいる家族が緊急に入院することになったので急いで海外に行く必要がある場合などがそれに当てはまります。
もちろん、その特別処置を認めてもらうためには、証言だけでなく、きちんと家族が海外に入院したことを証明するための書類などを用意する必要があります。
適当な理由を用意すればなんとかなるわけではありません。
地域によっては早期受け取りができる場合もある
海外旅行が目前に迫ったギリギリの状態でパスポートを申請することになってしまった場合、1日早く受け取りができたら助かる方も多いと思います。
そんな時はまず申請窓口に、パスポートを1日早く受け取ることができるかどうかを問い合わせてみましょう。
自治体によっては、パスポートの受け取りまでの8日間を1日早くから最速3日まで短縮できる場合があります。
ただし、その場合には取得にかかる料金とは別に、追加料金を支払うことになるため、注意が必要です。
この制度はパスポートの早期発給と呼ばれていますが、全ての自治体が行っているわけではありません。
また、行っていたとしても、仕事上の理由で緊急に海外渡航が決定した場合のみなど、条件を設定している自治体もあるので、事前に確認しておく必要があります。
このように、緊急処置として、仕事や特別な事情によってパスポートを1日早く受け取ることができたとしても、プライベートで海外旅行へ行く時には、1日早くパスポートを受け取ることはできないと考えておくほうがよいと言えます。
くれぐれも海外旅行目前で焦ることのないように、パスポートの申請にはある程度の期間の余裕を持って、行うように心がけましょう。
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