日本と世界のパスポートの違い〜大きさや色について

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日本から外国に入国するために必ず必要となってくるもの、それがパスポートです。

 

日常的に使用するものではないですが、自分の身分を証明するときなどにも使えるとても大切なものです。

 

パスポート本体の大きさや写真の大きさなどはきちんと細かく規定されており、それぞれ基準を満たしたものだけが発行されています。

日本と外国のパスポート本体の大きさについて

パスポートの大きさは125mm×88mmというように、国際的に統一されています。

 

しかし、他国と日本のものを比べてみると、微妙に大きさが異なると感じた人もいると思います。

 

その理由は、大きさにプラスマイナス0.75mmという誤差が認められているからです。

 

そのため、各国125mm×88mmに合わせながらも、ほんの少し大きさが異なるということになりえるのです。

 

また、この125mm×88mmという大きさはIOS規格に準ずるB7サイズと同じです。

 

ISO規格とは、ISOと呼ばれる非政府間国際機関が定めている国際規格のことです。

 

日本ではそれに準じたJIS規格というものを定めており、日本で言うところのB7サイズは128mm×91mmと若干の違いがあるため、注意が必要です。

 

パスポートサイズの他の製品にはポケットサイズの手帳などが挙げられます。

 

ケースなどをお探しの際は、是非参考にしてみてください。

日本と外国のパスポート写真の大きさについて

パスポートで本人確認をする場合、最も重要になってくるのが写真です。

 

この写真のサイズは国によって異なりますが、日本やイギリス、ヨーロッパ諸国、そしてオーストラリアでは、国際標準に従い、3.5cm×4.5cmと定めています。

 

パスポート写真のサイズが異なる国としては、アメリカが挙げられます。

 

アメリカでは2インチ×2インチ(5.08cm×5.08cm)の提出が求められており、日本のものと比べて少し大きめのサイズとなっています。

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このように、写真の大きさは国によって若干の違いがありますが、写真写りに関する規定項目は各国共通しており、きちんと顔が識別できるように撮影する必要があります。

 

これから新しくパスポート写真を用意する方は、サイズに注意するとともに、髪型、背景、コントラストなどにも気を使うようにしましょう。

日本と外国のパスポートの色の違いについて

日本の一般人向けのパスポートは、5年間の有効を示す紺色のものと10年間の有効を示す赤色のものがあります。

 

実は、パスポートには大きさに関する規定は細かく定められていますが、デザインや色に関する国際ルールはありません。

 

そのため、他国では日本の色とは異なるパスポートが存在します。

 

世界中にはさまざまな国がありますが、パスポートの色として使用されているのは、赤、青、緑、黒の4色しかありません。

 

もちろん、色の濃淡などにより色味の差があるため、世界のパスポートを並べるともっとカラフルに見えます。

 

赤系統を採用しているのはヨーロッパ大陸の国々で、青系統はアメリカ大陸の国々が採用しています。

 

また、緑系統はアフリカ大陸やイスラム教の国々でよく使われています。

 

黒いパスポートは世界的にも珍しいのですが、ニュージーランドでは黒いものを発行しています。

 

海外旅行などで何気なく使用しているパスポートですが、このように、本体の大きさや写真の大きさなど、身分証明として使用するためにさまざまな規定をクリアして作成されていることがわかります。

 

もし海外へ行くことがありましたら、是非、他国の方が持っているパスポートを眺めてみてください。

 

ちょっとした違いに気づくことができ、より一層旅を楽しいものにしてくれるでしょう。

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