FAX番号と電話番号が同じ場合の送り方とは

取引先の企業などにFAXを送ろうとした時に、電話番号とFAX番号が同じ番号になっていることがあります。

なぜ同じなのか分からなくて、混乱した経験がある方もいるかもしれません。

しかし、同じ電話番号とFAX番号を使用しているケースは決して珍しくありません。

比較的小さな企業や店舗では、同じ電話番号とFAX番号を使っていることがあります。

その理由としては、通信コストの削減が考えられるでしょう。

電話番号とFAX番号を分けようとすると、2つの電話回線を用意する必要があります。

その分費用がかかるため、同じ回線を使って節約している可能性が高いのです。

なお、一般家庭の場合は、電話番号とFAX番号が同じケースがほとんどです。

自宅で事業を行っているなどの事情がなければ、わざわざ分ける人は少ないでしょう。

電話とFAXで同じ番号が使用されている場合、タイミングによってはFAXを送ることができない可能性があります。

なぜなら、電話とFAXを同時に使うことができないからです。

相手が電話している時はFAXを送れませんし、FAXを送っている間は電話ができません。

相手が電話中にFAXを送ると、送信できなくてエラー表示が出るでしょう。

では、相手が電話とFAXで同じ番号を使っている場合、どのような送り方が最適なのでしょうか。

それは、送る前に本人に連絡することです。

相手が電話を使っているかどうかを送信者側から知ることはできないため、あらかじめ確認するのが最適な送り方だと言えます。

手間がかかりますが、できれば事前に伝えて確実に送れるようにしましょう。

ただし、FAXの受信者に連絡ができない場合、この送り方では対応できません。

相手の電話が終了するまで、しばらく待ってから再挑戦する必要があります。

事前に連絡して送っているのにもかかわらずエラーになる場合、非通知設定になっている可能性があります。

非通知で送ってしまうと、いくら送り方が適切でも相手に怪しまれるでしょう。

自動的に拒否されている可能性も考えられます。

どうしてもエラーが続くのであれば、一度会社や自宅のFAXの設定を確認することをおすすめします。