「伝票を切る」の類語は?

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経理でよく使われる「伝票を切る」には、似たような言い回しや同じ意味を持つ言葉があります。

 

ここではどんな類語があるのかをご紹介します。

類語はあるか?

「伝票を切る」の類語はいくつかあります。

 

よく使用される最も有力なものは、「伝票を起こす」、「伝票に書き起こす」、「起票」で、「伝票」に対して「起こす」と言う行為を行うパターンが類語となっています。

 

もう一つは「伝票を発行する」で、これもよく使用される類語です。

「伝票を起こす」

「伝票を起こす」は経理の言葉の「起票」から来ている可能性がありますが、「伝票を切る」とまったく同じ用法の同義語であると言えます。

 

例えば、会社内の社員同士の会話で「伝票を切っておいて」と言うのがあったとしたら、これを「伝票を起こしておいて」と言い換えても、まったく意味上の違いはないし、ニュアンス的な違いもないでしょう。

「伝票を発行する」・・・納品伝票

「伝票発行」で一般的なケースは、商品を納入するときの「納品伝票」です。

 

請求書、納品書、納品書控えなどが数枚綴りになって発行されるパターンです。

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「伝票を発行する」・・・物流

一般的な「納品伝票」とは別に、システムの中での運用でQRコードやバーコードのある伝票が発行され、それが商品の入った段ボールに貼り付けられて「納品書」、「送り状」となるパターンです。

 

これは元々、トヨタのジャストインタイム方式の後工程(あとこうてい)が前工程(まえこうてい)に対して、この時間にこの部品を何個納入と言う要求を出すシステムから始まっています。

 

部品サプライヤーから自動車メーカーに送られる部品の容器や段ボールには、このQRコードやバーコードのある伝票が添付されます。

 

これは自動車業界だけでなく、他の製造業や物流業界にも広く応用されています。

「伝票を発行する」・・・経理システム

大企業のシステムでも、最近増えてきた業務クラウドのようなものでも、この伝票発行画面があると思われます。

 

経理の処理としての「伝票発行」であり、データベースの中での上書き保存になります。

 

「伝票発行」と言う名称ですが、実際は「紙」の印刷がない場合があります。

まとめ

現代において、情報の共有化・リアルタイム化によって、仕事の効率及びミスの防止を向上させるシステム化の流れは避けられません。

 

今後、手書きで行う「伝票を切る」、「伝票を起こす」と言う言葉も次第にノスタルジックな響きを感じる社会になっていき、数ある「伝票を切る」の類語の中では「伝票を発行する」が主流になっていく傾向があります。

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