駐車場代を処理する場合の出金伝票の書き方

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営業先、取引先に自動車で向かう場合など、駐車場代が発生する場面は珍しくはありません。

 

自動車の使用頻度にもよりますが、駐車場代を管理するために出金伝票がよく作られるものです。

 

出金伝票の書き方、駐車場代をどう処理するかは経理の仕事でつまずきやすいポイントですので、ぜひこの記事を参考にしてください。

複数の領収書がある場合の出金伝票

駐車場代の処理で困りやすいのが、駐車券と領収書が一体化したものなど、駐車場代を証明するものが複数ある場合です。

 

駐車場を複数回利用して領収書が2枚以上ある場合に一つの伝票にまとめていいか、これは非常に難しい問題です。

 

まず、1枚の領収書に対して出金伝票は1枚と定められてはいないため、領収書1枚ごとに出金伝票を1枚ずつ作るやり方でも、複数の領収書を一つの伝票にまとめるやり方でも問題はありません。

 

どちらの書き方であっても出金伝票の証拠能力が落ちるわけではないのですが、一方で別の問題があります。

 

それが事業所の経理のやり方であり、事業所内で推奨されていない処理方法を採用したのであれば、トラブルにつながりかねません。

 

複数の領収書の内容を一つの伝票にまとめてよいか、こちらの疑問に明確な正解は存在しないので、社内ルールを確認するのが基本です。

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複数の領収書を一つの伝票にまとめる場合は、分かりやすい書き方を意識することが欠かせません。

 

出金伝票の書式に法的な決まりごとはありませんが、勘定科目や支払先、日付、金額など取引についての内容が一目で分かるようにするのが基本です。

 

市販のものは1枚に多くの記載ができない作りなので、複数の領収書の内容をまとめるのであれば、2枚以上の出金伝票が必要なケースも出てきます。

 

そのため、伝票番号を同じにしておく、1/2、2/2のように1枚目、2枚目であることを明記しておくなどの書き方の工夫が必要です。

 

また、出金伝票には合計金額だけを書いておき、添付した別紙明細に詳細な取引を記して分かりやすく処理する方法もあります。

駐車場代の勘定科目は

駐車場代の勘定科目の書き方も困りやすいポイントで、駐車場を使う目的によって勘定科目が変わるので注意が必要です。

 

旅費交通費で処理できる場合が多いものの、月極駐車場の支払いであれば地代家賃、接待のために駐車場を利用する場合は交際費の勘定科目が使われるので、様々なパターンを暗記するのがよいでしょう。

 

また、出費を証明する上で有効なのは領収書の方なので、出金伝票の書き方に関係なく、領収書の保管を徹底することも重要です。

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