銀行で出金伝票の印刷が認められない理由は

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銀行で出金伝票を提出する際、パソコンでの印字はNGだと言われるケースは珍しくはありません。

 

しっかりと位置をあわせて作成したとしても、印刷したものは認められない可能性が高く、やや不便なのが実情です。

 

どうして印刷の出金伝票をNGにしているところが多いのか、どう対処すればよいかを見ていきましょう。

出金伝票の印刷がNGな理由

銀行は出金と入金の手続きのうち出金の方を警戒する傾向があり、入金に関しては細かい手続きは求められません。

 

入金は、ATMの利用が推奨されるケースが多いこともあって、手続き上で問題が発生するケースはほとんどありません。

 

他行から振り込む場合など、入金でミスが起こることはありますし、ミスが起こった場合の対処も簡単なわけではありませんが、出金でミスが起こった場合は銀行側は相当に対処に困るものです。

 

何しろ、すでに管轄外にお金が移動しているのですから、簡単にお金が返ってくるとも限りません。

 

このような理由から銀行は出金の手続きを厳しくチェックする傾向があり、印刷をNGとするのもチェックが厳しいからだと考えてください。

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ただし、銀行によって細かい対応は変わるので、必ずしも出金伝票で印刷を使うことが駄目だとは限りません。

 

また、立場によっても対応に差はあり、法人の場合は印刷でもOKなケースが多く、逆に個人は出金伝票を厳しくチェックされる傾向があります。

 

具体的に何をチェックしているのかは、関係者でないと分かりませんが、候補として挙げられるのは筆跡、生年月日などの個人情報、登録された銀行印が使われているか、などです。

出金伝票なしのサービスを利用

銀行の考えを変えることは極めて難しいため、毎回のように手書きを求められることにうんざりしているのであれば、ネット銀行やインターネットバンキングを利用するのが手っ取り早い解決方法です。

 

インターネットを通して出金の手続きを進めるのであれば、出金伝票を作成する必要もありません。

 

ネット銀行、インターネットバンキングはパスワードの流出などの理由で不正送金の被害に遭う恐れもありますが、他のサイトで利用しているメールアドレスとパスワードの組み合わせを使用しない、予測されにくいパスワードを設定するなどの対策でリスクは大きく減らせます。

 

もっとも、銀行も悪気があって印刷をNGにしているわけではないので、出金伝票を手書きで仕上げることにそこまで抵抗がないのであれば、そのまま窓口を利用するのもよいでしょう。

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