正しい敬語?謹呈申し上げます

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手紙の書き方や人様に贈り物を差し上げるときのマナーはかなり難しいものです。

 

自分では正しい敬語を使って話しているつもりでも、周りから見たら何だか滑稽に写ってしまうこともあるので気づかないうちに恥ずかしい思いを送っているかもしれません。

 

ここでは、謹呈・申し上げますが敬語として正しいのか説明したいとおもいます。

正しい敬語で「謹呈」を伝えてみる

誰かに何か大切な贈り物を届けるときには、正しい敬語で会話もしますが品物の上などにのしを付けるのが日本の歴史的なマナーです。

 

たとえば、お世話になった先生や上司など自分よりも目上の人への贈り物には、「謹呈」という言葉をのしに書きます。

 

敬意を表すだけでなく、「どうぞこの本を読んで周囲の知り合いの方たちにもおすすめしてください」という割と深い意味も持ち合わせています。

謹呈申し上げますは謙譲語?

○○を差し上げるという場合には、謹呈を用いることがよくあります。

 

作家が新しい書籍の完成にお世話になった出版社の方や友人、あるいは卒業している学校宛に「謹呈」を書くのは正しいですが、それも誰に贈るのかによって様々な言い回し方がされているのです。

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そして前後する言葉に正しい敬語をつけ足せば、立派な謙譲語になります。

 

ただし、謹呈というのはあくまでも、景品だったり献本などお礼としてお届けするものに付ける敬語になりますし、手紙などメッセージとして添える場合にも申し上げますなど正しい謹呈を使うといいでしょう。

目上の人へ向けた丁寧な言葉正しい使い方

申し上げますという言葉をよく使いますが、これは正しい言葉できちんとしている席でも、目上の方に向けた言葉としても頻繁に申し上げますが登場します。

 

しかし、この申し上げますとは、言うという意味の敬語ですから、使う場面というのも案外と限られているのかも知れません。

 

たとえば家族の間柄で申し上げますは正しい敬語ではありません。

 

仮に曽祖父が偉い方でお正月の挨拶をするとかでしたら、申し上げますは正しい敬語になります。

 

そして、謹呈の場合には言葉を添えて伝える敬語でもなくて、あくまでも手紙などに「謹呈申し上げます」という書き方をすることが敬語としては正しい使い方になるのです。

 

比較的、利用頻度の高い謹呈申し上げますについて説明しましたが、これもどこで誰が使うのかで敬語の使い方として正しくないと判断されることもありますから、きちんと調べてから使うようにしたいものです。

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