離職票の2Cと2Dの両方にチェックが入っている?

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終身雇用も崩壊し、転職もかなり一般的になってきた昨今。

 

失業保険という言葉もだいぶ浸透してきたようです。

 

しかし、この失業保険をもらうためには当然手続きが必要になってきます。

 

今回はその手続きに必要な離職票についてのお話です。

離職票の2Cと2Dはしっかりと確認しよう

離職票には1と2の2枚が存在します。

 

1には氏名や就労先の情報、そして直近の給与状況が記載されています。

 

そして、2には退職理由が記載されています。

 

企業から離職票が送られてきた時点で記入されている項目が多くなりますが、この内容をしっかりとチェックするようにしてください。

 

今回説明するのは、特に混乱しがちな退職理由の2Cと2Dについてです。

2Cと2Dの両方にチェックがあるときは?

退職理由2Cは期間満了、雇用期間3年未満、更新意志明示有り。
退職理由2Dは期間満了、雇用期間3年未満、更新意志明示なし。
となります。

 

違いは更新意志の明示があるかないかですね。

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簡単にいうと、有期雇用の職員が期間満了時に「引き続き働きたい」という意志を示さなかったのか、示したにも関わらず雇用がされなかったのか、の違いで、前者であれば自己都合、後者であれば会社都合での退職という扱いになり、当然後者の方が有利に失業保険を受給することができます。

 

しかし、この2Cと2Dは線引きが曖昧です。

 

というのも、意思の明示に具体的な方法は決まっておらず、口頭で言った言わないの議論に発展しがちなのです。

 

そこで、企業側は2Cと2D両方にチェック、つまり「どちらでの退職なのか判断がつきません。両方の可能性があります」という表記をしてくることが多いのです。

 

この場合、判断はハローワークに委ねられることになり、提出した際の退職者への聞き取りから2Cと2Dのどちらに該当するかが判断されるのです。

 

もちろん2Cでの受給を受けたいところですが、ここは当然、正直に聞き取りに応じましょう。

 

しかし中には、残念ながら明らかに更新意志を明示していたにもかかわらず、聞き取りの結果2Dでの受給となってしまうこともあります。

 

企業への聞き取りも行われますので、そこでの判断結果は仕方のない事でもありますが、少し納得がいかない退職者も数多くいるのです。

 

契約期限満了時は、このあたりの事情を念頭に、更新意志がある場合は出来たら後に残る形で意志を表明してから退職の話に持っていくと後々、話がこじれることなく進むでしょう。

 

やめる時のゴタゴタは後味の悪いもの。

 

出来る事ならきれいさっぱりと退職の話ができるといいですね。

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