離職票は何年前まで再発行してもらえる?

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■離職票で失業保険の手続きを
退職が決まると人事から聞かれる質問の一つに「離職票の発行はしますか?」というものがあります。

 

この質問でピンとくる方は転職経験者でしょう。

 

離職票というものはなかなか聞きなれないものですが、何となく「退職したことを証明するための書類」というような響きは感じますね。

 

実はこの離職票は、失業保険の給付のときだけに必要になる書類です。

 

退職者が出ると、企業は10日以内にハローワークへ離職票の発行を申請し、ハローワークから企業へ離職票が送られます。

 

企業はこの書類を退職者へ郵送するという流れですね。

 

退職者はこれを持って、ハローワークへ届け出ると、無事失業保険の給付が始まるわけです。

 

ここで注意すべきすべきは、失業保険は「働くのをやめたら必ずもらえるものではない」という事です。

 

というのも、離職票には個人の基本情報や振込先の金融機関情報と共に、退職者の退職直前の給与支払い状況や退職理由が記載されています。

 

ハローワークはこれらの情報を元に、失業保険の給付期間や金額を決定するのです。

 

具体的にいうと、退職理由、とくに勤務期間が基準に達していない場合は給付を受けられない事もあるのです。

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勤務期間は合算が可能 何年前まで再発行してもらえる?

この勤務期間(正確には雇用保険被保険者であった期間)は合算することが可能です。

 

今回の退職で指定期間に達していなくても、以前の職場と合算して基準に達していれば申請は可能なのです。

 

気になるのは、何年前までさかのぼって発行(若しくは再発行)してもらえるのかという点ですね。

 

企業では退職者の離職票は4年間の保管が義務付けられています。

 

一般的にはこちらの期間で対応できると思いますので、退職した企業に問い合わせてみるといいでしょう。

 

それよりも過去のものを再発行したいときには、ハローワークに直接出向きましょう。

 

こちらで申請する分には再発行に関して期限はありません。

 

基本的にはその当時の住居地の管轄ハローワークへ行く事になりますが、当時の住所から遠くに転居してしまっている場合は現住所の管轄のハローワークへ行っても手続きは可能です。

 

この場合は、郵送で離職票を再発行してもらうことも出来ますが、受け取りまでにとても時間がかかってしまうので、そちらはご承知ください。

 

結論から言うと、困ったらハローワークに行って相談することが一番の方法になります。

 

退職に関しては、ハローワークが専門家。

 

困ったら相談に行ってみましょう。

 

何年前までの離職票が再発行の対象になるのかもしっかりと抑えていきましょう。

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