前任者の電話番号に迷惑電話がかかってきた場合の対処法

スポンサーリンク

退職した元の会社から在職中の案件でトラブルが発生しているので対応するように求められることもあります。

 

また、顧客が前任者の個人の携帯に電話をかけてくることもあります。

 

そのような場合にはどのように対処すればいいでしょうか。

1.元の会社から電話がかかってくる場合の対処法

在職中のミスによってトラブルが生じているので対応してほしいと、元の会社が前任者に繰り返し電話をかけてくることがあります。

 

そのような場合でも、在職中の業務に関しては会社側が管理責任を負っているので、前任者が故意に会社に損害を与えようとしたのでなければ、責任を問われることはありません。

 

前任者が道義的に出向いて対応したいと思う場合は別ですが、行きたくないと思うのであれば、電話に出ない、着信拒否にする、電話番号を変えるなどの方法で対応できます。

 

ただし、退職後に必要な書類をまだすべて受け取っていない場合は、関係がこじれないように注意する必要があります。

 

損害賠償を請求するといわれた場合でも、納得できる説明をしてもらえない場合は、応じる必要がありません。

スポンサーリンク

損害賠償の請求をするのは自由ですから、会社側は請求はできますが、それが必ず認められるというわけではありません。

 

もし、請求を拒否したい場合は、客観的な証拠が残るように、内容証明郵便でその旨を通知します。

 

また、雇用契約書に賠償請求の件が記されていてサインしていたとしても、労働基準法の中で賠償予定が禁止されているので、その項目には効力がありません。

2.顧客から電話がかかってくる場合の対処法

自分の携帯の電話番号を顧客に教えていると、自分がその立場を退いた後にも電話がかかってくることがあります。

 

自分の電話番号は個人情報ですので教えないのがベストですが、何らかの事情があって以前に電話番号を教えていた場合には、後任者に対するクレームなどの電話がかかってくるケースもあります。

 

担当は変わったものの自分はまだ同じ会社にいるので、そのような電話には丁寧に対応する必要があります。

 

相手が非常に怒っている場合は、言葉や声のトーンには特に気を付けて冷静に対処するようにします。

 

途中で反論するとさらに怒らせてしまい、電話も長くなるので、最後まで一通り聞くようにし、クレーム内容は担当部署に責任もって伝える旨を伝えます。

 

その後、電話の内容を後任の社員の上司に伝え、今後、顧客が前任者の電話番号に電話をかけてこないように、適切な対応をしてもらいましょう。

スポンサーリンク