職場で前任者と比べられるのはどうしたら良い？

新しく入った職場で前任者と比べられるというのはよくあることです。

前の人の方が仕事が早かった、気が利いていて職場の雰囲気がとても良かったなど、周囲から言われて悩んでしまう人は少なくありません。

職場で前任者と比べられるのはとても辛いことです。

これは、例えば男性ばかりの中に紅一点だった場合などによくあることかもしれません。

仕事の仕方や処理のスピードなどは、入ってすぐという時点で比べられるのも無理があるというものですが、女性などは特に性格や容姿を比べられてしまうことがあるでしょう。

しかし、言われることの中にはあまり気にしなくて良いことも含まれています。

まだ慣れない時点でミスをし、「前任者はこんなことはしたことがなかった」などと上司に言われるかもしれませんが、上司は必ずしも事実に即して言っているとは限らないものです。

ミスをしたことを叱責するのに前任者の話を持ち出しているだけかもしれないからです。

そんなことを真に受けていては覚えられるはずの仕事も覚えられなくなってしまうでしょう。

仕事は長く続けていれば早く処理ができるようになりますし、経験からミスを防ぐこともできるようになります。

そして容姿について比べられても、会社はキャバクラではないのですし、CAやモデルとして働いているわけでもないでしょう。

お金を稼いで生活していくことが目的なのですから、入社してまずすることは仕事を覚えることです。

例え比べられて嫌な思いをしたとしても、卑屈になることなく懸命に仕事をすることが先決といえます。

前の人は話し上手の聞き上手だったと言われたとしても、まずは仕事を覚えなければなりませんから雑談をする時間などありません。

前任者と比べられるのは、周囲からしてみると単純に思い出を美化しているだけかもしれません。

あの時は良かったとよく言うように、あの人は良かったと美しい思い出に浸りたいだけで言っている人もいるのです。

前述したように、まずは仕事をしっかり覚えるように頑張りましょう。

もしもいつまでたっても仕事ができないとなると、前任者はますます神格化されて一層居づらくなる恐れがあります。

そして、社会人として必要な人とのコミュニケーションをきちんと取れるようになっていけば良いのです。

仕事に慣れるように職場の人に対しても慣れが必要なのですから、最初から上手に楽しく会話できる必要はないのです。