これってOK?それともNG?博士課程卒業式の服装マナー!

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桜舞う入学式のイメージの強い春ですが、春は同時に卒業式のシーズンでもあります。

 

大学の卒業式ではドレスコードがあり、式典に相応しい服装で挑む必要がある人生の晴れ舞台の一つです。

 

大学の卒業式では男性はスーツ、女性はスーツ以外にもワンピース+ジャケット、振袖または袴といった着物なども着られています。

 

海外からの留学生では、自身の国の正装を着ていく姿も見られます。

 

博士課程の卒業式は厳密には「修了式」となりますが、ここでは意味の伝わりやすさを重視して、「卒業式」で表記を統一してご説明します。

博士課程、大学院の卒業式に適した服装とは

実は、博士課程の修了式においては、その大学院の風土によって大きく異なります。

 

荘厳な、威厳ある雰囲気を構築するために服装指定のある大学院もあれば、常識的な範囲での自由な服装、完全に参加者の着たいものを許可する大学院もあります。

 

多くの場合は「常識的な範囲での自由な服装」とし、スーツ以外にはカジュアル過ぎない私服が推奨されています。

 

大学の卒業式では、きっちりとした服装での参加を求められるケースが多くあります。

 

しかし博士課程の式では特に指定が無ければ、ガチガチのフォーマルスーツで参加しなければならない、という事はありません。

 

最も確実に、今自分が研究している博士課程卒業式での服装の雰囲気を知る方法は、その会場に自分も行ってしまう事です。

 

博士課程卒業式の日程は秘匿されているものではなく、大学の公式ホームページ等に記載されています。

 

参加者以外の入場が禁止、なるべく遠慮するように記載されている事もありますが、会場付近に行く分には咎められる事はありません。

 

いずれ自分も博士課程を修了して参加する式典という意識をもって、1度は目にしておきましょう。

 

ただし、その年の式と、自分が参加する式の服装規定が同じであるとも限りません。

 

事前告知の見落としが無いように注意してください。

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OKな服装

博士課程の卒業式に特に指定が無い、いわゆる「式典に無難な」服装は、大学の卒業式と同様に「スーツ」もしくは「着物」になります。

 

学部の卒業式では華やかな振袖を着た、紋付袴を着ていても、博士課程の卒業式では「一度着たからもういい」「さっと着られるものがいい」という考えから男女共にスーツを選ぶ人が増える傾向があります。

 

大学によってはレンタルアカデミックガウン、レンタル袴等の案内があります。

NGな服装

スーツが無難ではありますが、スーツの中でも式典に適したスーツと適さないスーツが存在します。

 

式典に適したスーツとは、冠婚葬祭に着られる礼服でもあります。

 

白いスーツは礼服で、式典そのものに着ていく事は出来ます。

 

しかし汎用性の観点では難点があります。

 

礼服を着る機会が多い冠婚葬祭の1つ、結婚式において白は「主役の新郎新婦が着る色」であり、ゲストとして招かれた際に着られない=汎用性が低い色です。

 

黒いスーツはメジャーな「礼服」ですが、喪服のイメージが強い色です。

 

完全な黒ではないダーク系、黒でもシンプルな柄の入ったブラックスーツが推奨されます。

 

逆に、そうしたブラックスーツ系と喪服とでは、喪服の方が漆黒で艶の無い深い黒色をしています。

 

比べていると明確に色の違いがあるので、ブラックスーツを喪服として着用するのはNG、式典等で喪服と見間違うほど黒の濃いブラックスーツを着るのはNGです。

その他覚えておきたい注意点、マナー

NGとまではいきませんが、黒に喪服のイメージが強いので、ストッキングやネクタイもマナーとして黒色を避けた方が良い、という意見もあります。

 

喪服や堅苦しいフォーマルに見えがちなブラックスーツ、ワンピースでも、春色のアイテムと合わせる、フリルやシャツに光沢のある生地を選ぶ等、華やかさを取り入れることができます。

 

参加する博士課程卒業式の雰囲気に合わせて、晴れの日である式典に挑みましょう。

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