日本史の分野で博士号を取る方法

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博士号の取得を考えている方の中には、日本史の分野で取りたいと考えている方もいるでしょう。

 

ですが、どうやって博士号を取得すればいいのか分からない方もいますよね。

 

そこで、日本史の分野で博士号を取得する方法などについて解説します。

日本史について研究できるのはどんな学部?どんなことを学ぶ?

大学院で日本史について研究するとなると、一般的には史学科や文学研究科の史学専攻や、日本史学専攻で学ぶということになります。

 

史学専攻や日本史学専攻がある大学院はいくつかあるので、自分がしたい研究ができるところは見つかるでしょう。

 

ただし、通っていた大学にある大学院を受験してそのまま進学するケースと、他の大学院を受験するケースがあります。

 

大学入学前から日本史が学べる大学院に進学して博士号を取りたいと考えているのであれば、日本史が学べる大学院がある大学を選ぶという方法もあるでしょう。

 

しかし、大学で日本史を学んでいるうちにもっと研究がしたいと思う方もいるでしょう。

 

その場合は、進学する大学院についてしっかりとリサーチして選ぶ必要があります。

 

では、史学科や史学専攻では何が学べるのでしょうか。

 

それは、「歴史学とは何なのか」ということです。

 

小学校から高校まで、ほとんどの方が世界史や日本史などの歴史を勉強したでしょう。

 

しかし小学校から高校までの歴史の授業で勉強することは、これまでに起こった史実を教科書を使って知るということです。

 

一方大学や大学院では、「歴史を研究する方法」を学びます。

 

教科書に載っている史実は、誰かが研究を行ったから分かったことです。

 

史学科などでは、歴史を研究して事実を浮かび上がらせる技術を学ぶのです。

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日本史分野で博士号をとるための勉強

歴史研究を行う技術を身につけることは、簡単ではありません。

 

日本史の分野で博士号を取得しようとすると、まずは大学で基礎科目から勉強する必要があるでしょう。

 

一般的な大学ではまず「史学概論」や「歴史学基礎」などの基礎科目から履修し、歴史学とはどのようなものなのかを学びます。

 

基礎科目ですが歴史の授業とは異なるので、戸惑う学生も多いでしょう。

 

さらに、「史科概論」などの科目も履修する必要があります。

 

史科概論では一般的に一次史料の分析方法や扱い方を勉強します。

 

一次史料とは、日記や公文書など、当事者が自ら記した史料のことを指します。

 

一次史料は非常に重要なものなので、読んだり分析したりする能力は必須だといえるでしょう。

 

それゆえ、大学では必修科目になっているところも多いです。

 

また、日本史に関する専攻といってもさまざまな分野があります。

 

主に日本史の中の時代によって分かれており、たとえば古代史や中世史、近代外交史などがあります。

 

大学院で学んで博士号の取得を目指すのであれば、大学生のうちに最も研究したい時代や人物などを決めておく必要があるでしょう。

日本史分野の博士号の取得方法

日本史分野で博士号を取得する方法は、基本的には他の分野と変わりません。

 

定められている単位を取得し、博士論文を提出して審査に合格するという流れです。

 

ただし、博士論文の合格だけでなく、論文誌への投稿と承認が求められる大学も多いです。

 

博士論文が完成したとしても論文誌への掲載ができなくて博士号取得までに時間がかかるケースも多いので、大学生のうちからしっかりと技術や知識を身につけて努力する必要があるでしょう。

 

なお、博士課程に進むためにはまず修士課程を修了する必要があり、修士課程修了のためにも修士論文の執筆が求められます。

 

博士号の取得は決して簡単ではありませんが、取得できたときの達成感は大きいでしょう。

 

博士課程に進むからには博士号が取れるように、研究に打ち込みましょう。

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