博士号を最短で取得するには何年かかる?

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博士号というのは、大学院に通うことで取得できるものです。

 

博士号を取ろうとしている方のなかには、できるだけ早く、最短で取得したいと考えている方も多いでしょう。

 

そこで、博士号は最短何年で取得できるのかということについて解説します。

博士号を最短で取得するには何年かかる?

博士号を取得するためには、大学を卒業してから大学院に進学する必要があります。

 

一般的に、大学院には修士課程と博士課程の2種類があります。

 

そして博士号を取得するにはまず、修士号を取得しなければいけません。

 

また、修士課程よりも博士課程のほうが修めなければならない単位が多いです。

 

よって、修士号を取るよりも博士号を取るほうが修了までに長い年数がかかります。

 

具体的には、修士課程の最短取得年数は2年間、博士課程の最短取得年数は3年間です。

 

よって、博士号までの最短年数は5年間ということになります。

 

年齢としては、大学入学から博士課程の修了まで留年や浪人、休学などをしなければ、最短27歳前後で取得することが可能です。

 

ただし、修士課程も博士課程もそう簡単なものではありません。

 

なかには修士課程に3〜4年かける方もいますし、博士課程に4〜5年かける方もいるでしょう。

 

また、博士課程の最長の在籍期間は休学期間を除いた5年間と定められているので注意が必要です。

 

さらに、在学中に休学して留学したりする場合も多いです。

 

特に国際的な分野の研究などを行っていると、留学して海外の大学院で学ぶことも多いでしょう。

 

その場合は、最短の5年で取得することは難しくなります。

 

よって、30歳を過ぎてから博士号を取得する方も少なくありません。

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医療系の学部と法科大学院の場合

医学部や薬学部、歯学部などの医療系の学部の場合は、博士号を取得するまでの流れが他の学部とは異なります。

 

これらの医療系の学部では、大学で学ぶ学士課程が6年間あります。

 

よって、学士号を取得した後には修士課程がなく、直接博士課程に進学して研究を行います。

 

なお医療系の学部の場合、博士課程は一般的に4年間で修了します。

 

よって、学士号取得までの6年間とあわせて、最短10年間ほどで取得することが可能です。

 

また、法科大学院に進学する場合でも流れが異なります。

 

法科大学院とは、弁護士や裁判官、検察官などの法曹になるための専門職大学院です。

 

そして法科大学院では、修士課程や博士課程の区別がありません。

 

ただし、2つのコースがあります。

 

まず1つ目は、法学未修者コースです。

 

このコースでは、大学で法学について学んでいない人が法律の基礎から学びます。

 

憲法や刑事法などの基本科目を学ぶので、法学部以外の出身の場合はこのコースから学び始めることになります。

 

ただし法学部出身でも入学することは可能で、法学未修者コースは3年間です。

 

そして2つ目は、法学既修者コースです。

 

このコースでは、法学部出身者と未修者コースを修了した方がより専門的なことを学びます。

 

なお、このコースに進むためには法律基礎科目試験に合格しなければいけません。

 

そして、既修者コースは2年間です。

 

よって、法科大学院を最短で卒業するには法学部出身者で2年間、法学部以外の出身者で5年間かかるということになります。

最短で博士号を取得するときのポイント

博士号の取得には、最短でも5年かかります。

 

5年間というのは短くありませんし、博士号を取得するのは簡単なことではありません。

 

研究や論文が思うように進まず、途中で挫折してしまう方もいるでしょう。

 

そこで重要なのは、目的を見失わず、しっかりとした意志を持って研究を続けることです。

 

自分が少なくとも5年間は研究を続けられることを見つけて、目標達成に向けて努力を続けましょう。

 

また、博士課程を目指す前には明確な目的を持って進学することも大切です。

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