他店振出小切手を現金勘定する理由

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小切手と一口に言っても、他店振出か当店振出かによっても勘定科目が異なります。

 

現金勘定にするべきか、当座預金勘定にするべきかをはじめ、どうしてその科目にするのかの理由と合わせてご説明します。

小切手がどちらの種類か理解する

小切手に関する取引を帳簿に記入する際は大きく分けて、他店振出か当店振出の2種類に分けられます。

 

他店振出は他人振出とも呼ばれるタイプで、銀行に行けばすぐさま換金してもらえるタイプです。

 

反対に当店振出の場合は自己振出とも呼ばれ、支払は自身の預金口座からになります。

 

簡単に言ってしまうと、自分がお金をもらえる側なのが他店振出、自分がお金を支払う側なのが当店振出です。

 

同じ小切手でも根本的に支払の仕組みが異なりますので、間違えないようにしましょう。

他店振出小切手の場合は現金勘定をする

他店振出の場合は有価証券ではありますが、銀行などですぐさま現金化してもらえることが現金勘定にて処理される理由です。

 

その場ですぐさま支払がされていなくとも勘定科目は現金勘定となりますので、間違えないように注意が必要です。

 

振出日までにきちんと換金手続きを取りましょう。

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反対に当店振出の場合は支払が自身の預金口座から行われることから、当座預金勘定となります。

 

支払が自分の口座からされるにも関わらず、他店と反対に覚えてしまっている方も少なくありませんので、帳簿記入の際には充分気をつけましょう。

送金小切手の場合も現金勘定

いわゆる送金小切手の場合も他店振出に含まれますので、勘定科目は現金となります。

 

分類する上で大切なのは、自分が支払をするのか、他人が支払をするのかです。

 

他人が支払をする小切手の場合は、現金として他の人に譲渡することも可能なのが現金勘定となる理由だと覚えておくとわかりやすいでしょう。

 

勘定科目を間違えてしまうと帳簿上、相手が支払をしたにもかからず自分が支払をしたことになってしまいます。

 

単純な帳簿ミスとして気が付けば問題ありませんが、気が付かずに申告をしてしまっては一大事です。

 

理由が分からずくれぐれも初歩的なミスが無いように、どちらの勘定科目なのかを確認してから帳簿記入するよう心がけましょう。

 

他人振出小切手が現金勘定となる理由がよく分からなくなってしまった場合、支払が誰になるのかを思い出すと一目瞭然です。

 

小切手の勘定科目自体は複雑な物ではありませんので、落ち着いて記入項目を確認しましょう。

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