お上着のようにおかしな丁寧語はどのように表現すればよいか

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日本語は難しい言語といわれます。

 

その理由の一つに丁寧語の難しさがあるのです。

 

たとえば「お上着」という言い方のように不自然な響きになる言葉があります。

 

今回はそのような言葉をどのように変換したらよいか考えてみましょう。

お上着は丁寧語としてはおかしい

お上着は何だかおかしな響きの言葉です。

 

言葉に出して言ってみても言いにくいでしょう。

 

書き言葉として目で見ても違和感があります。

 

お上着は使わない丁寧語です。

 

何でも「お」をつければ丁寧な表現になるわけではないので、気を付けて言葉を使いたいものでしょう。

上着の適切な丁寧語はあるか

ではお上着ではない適切な丁寧語の表現はあるものでしょうか。

 

自然な響きになる言葉を考えてみます。

 

たとえば、お洋服であればおかしくないです。

 

他にお召し物という言葉もあります。

 

「お洋服」か「お召し物」を使うと良いのではないでしょうか。

「お」をつけておかしな響きになる言葉

上着の他に「お」をつけておかしな響きになる言葉を探してみます。

 

たとえばワインやバナナなどのカタカナの言葉はおワイン、おバナナとおかしな感じになるでしょう。

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他にも「お」をつけることでおかしな感じになる言葉があります。

 

箪笥や食器です。

 

お箪笥、お食器とは言いにくくおかしいでしょう。

 

そのまま箪笥、食器といった方が自然な響きです。

お召し物やお洋服を使った例文

では上着の丁寧語になるお召し物やお洋服を使った例文を考えてみましょう。

 

お洋服は洋服にそのまま接頭辞の「お」を付けた言葉です。

 

お召し物は相手がお召しになっている物という意味の丁寧語になります。

 

着物に使う言葉と勘違いする人は多いですが、洋服にも使える言葉です。

 

まずはビジネスシーンでの例文です。

 

・課長のお召し物は外国製です。

 

・先輩のお洋服は素敵です。

 

という使い方ができます。

 

日常生活シーンでの例文も考えてみましょう。

 

たとえば、子供の先生が家庭訪問に訪れた時で季節は冬とします。

 

先生の来ているコートを預かるときに次のように言うことが可能です。

 

・お召し物をお預かりします。

 

また、道で偶然出会った目上の人との会話です。

 

・お洋服がお似合いです。

 

と丁寧な表現で褒めることができます。

 

このように様々なシーンで活用できる言葉です。

 

お上着はおかしな響きになるので使いません。

 

上着を丁寧語で表現するとお召し物やお洋服と変換されます。

 

他にもそのまま「お」をつけるとおかしな響きになる言葉は多いです。

 

ビジネスシーンや日常会話で気を付けましょう。

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