100均の丁寧な言い方は100円ショップでいい？

多くの人にとって欠かせないお店と言えば「100均」です。

いくつかの企業が、全国でたくさんの店舗を展開しています。

店舗数が多いだけではなく、それぞれのお店で異なる商品を提供していて、安く質の高いものが買えるようになっているのが特徴です。

話の中でこうしたお店について「100均」と言っても、当然誰もが理解できるはずです。

しかし、これをビジネス文書などに書くとなると、他の丁寧な言い方ができないかと思うかもしれません。

そこで、言い換えられる呼び方がないかをチェックしてみましょう。

税抜き価格で100円で販売されている商品を取り扱っている店がいわゆる「100均」ですが、より改まった呼び方としては「100円ショップ」があります。

もともとこの業態について、正式な用語が定められているわけではありません。

行政機関などでの分類や統計でも、特に100円ショップを他の小売店と分けて呼ぶことはなく、ディスカウントショップとか少額小売店といった分類に含めているだけです。

何か正式な呼称が存在するわけではありません。

丁寧な言い方として、「100均」よりも、「100円ショップ」の方が省略していない分、印象が良いと感じられるわけです。

定義や分類として正式な呼び方がない以上、実際にその業態を行っている企業が何と呼んでいるか、ということが大事になってきます。

いくつかの企業では、やはり「100円ショップ」と自分たちの販売スタイルを紹介していることが多いです。

以前は「ワンコインショップ」という言葉を使っていた企業もありましたが、消費税なども考えると実際にはワンコインでの支払いができるわけではありませんので、誤解を与えないように「100円ショップ」と変えています。

こうしたことからも、100円ショップでも十分に丁寧な言い方として使えるでしょう。

企業によっては、あえて「100均」という言葉を様々なプロモーションで使っていることもあります。

この方が親しみやすく、庶民的なイメージを与えられるという狙いがあるからでしょう。

実際にこうした小売店は安さを売りにしていますので、硬い印象を与える言葉よりも、省略語やソフトな言葉を選ぶことが多いのです。

実際にどんな言葉が使われているかを見て、適切な言葉を選ぶと良いでしょう。