「部活」を丁寧な言い方にするとどうなる?
教育機関には、サッカー部や吹奏楽部などの部がありますし、社会人になっても社内でクラブやサークルなどが設置されていたり、企業とは関係なく参加したい人が楽しめる無料・有料の部などもあります。
こうしたクラブ活動をすることを「部活」と呼びますが、丁寧な言い方で呼びたい時にはどのような呼び方をしたらよいのでしょうか?
ビジネスマナーとしては「貴部」が正解
部活とは、部という団体の活動です。
社内に設置されたクラブの活動の場合には、特に「お」とか「ご」を頭につけて丁寧な言い方にする必要はないでしょう。
社内の目上の人が運営している場合でも、「当討論部」とか「当フットサル部」のように、活動しているクラブ名を明確にした上で社内の部であることを示す「当」を付けることによって、丁寧な言い方となります。
しかし、取引先に当たるクラブに対する丁寧な言い方をする場合には、クラブ名を略さずに正式名所で呼ぶだけでは、ビジネスマナー的には十分ではありません。
取引先や社外の企業を「貴社」と呼ぶのと同じように、部活に対しても「貴部」とするのが良いでしょう。
スポンサーリンクちなみに、頭に「貴」を付けるのは、他にもたくさんあります。
例えば、クラブ活動なら「貴クラブ」となりますし、活動団体の名称が「XX会」なら、呼び方は「貴会」としなければいけません。
連盟の場合には「貴連盟」となりますし、XX事業団という名称なら「貴事業団」と呼ぶのがおすすめです。
「貴部」は口頭では呼び方が変わる
部活を丁寧に呼ぶと「貴部」となりますが、これはあくまでも書面やメールの場合です。
もしも口頭で丁寧な言い方をするなら、「貴部」ではなく「御部」という表現方法になるので、注意しましょう。
これは社会人なら知っておきたいビジネスマナーです。
相手の会社を呼ぶ際には、書面だと「貴社」、口頭では「御社」となるのをクラブや部に応用して、書面は「貴部」、口頭では「御部」とするのが正解です。
ただし、社内のクラブに関しては、「当フットサル部」の呼び方は、書面でも口頭でも変わりません。
丁寧な言い方という点でも問題ありません。
社内報で部活の報告をする場合などには、このような書き方をすれば良いでしょう。
しかし、正式名称を何度も連呼するのは、しつこい印象を与えてしまうかもしれません。
そのため、初回は「当フットサル部」としたら、他は「当部」とすればOKです。
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