「次のページ」の丁寧な言い方は「次項」で合っている?
長い文章となるレポートを作成したり、コンテンツが豊富なWEBサイトを作ったりすると、1ページでは終わらず複数に分けて内容をまとめることになります。
そんな時に、次のパートに内容が続くことを示すための言葉を挿入しなければなりません。
通常であれば「次のページをご覧ください」といった形になるわけですが、もう少し丁寧な言い方ができないものでしょうか?
言い換えができる候補を考えてみましょう。
次ページの丁寧な言い方とは?
最初に考えておきたいのは、たとえ「次のページをご覧ください」という表記でも文法上問題があるわけではありませんし、失礼な言い方に当たるものでもありません。
ただし、改まった書式の文書などでは、そのままだと緩い印象を与えてしまうことがあります。
そのため、学術的な文書などでは「次項に示す」といった表現を用いることがあります。
漢字表記にすることにより多少硬い雰囲気となり、改まった文章では内容に合った表現方法に聞こえます。
この「次項」という漢字自体は、読み方は「じこう」で、意味として本来は次の項目を指しますが、「次のページ」を指すこともあります。
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もちろん、片仮名の「ページ」という言葉自体が一般的に最も使われている言葉ですし、正式な法的文書などでも使用されるものですので言い換えをしなくても失礼には当たりません。
しかし、文書内でより丁寧もしくは硬めの文体にしたい時には、「次項」とすることができます。
紙の文書とインターネットコンテンツ上の違いも意識する
このように、「次項」などの丁寧な言い方を使って置き換えることもできるわけですが、どんなケースで使えるわけではありません。
たとえば、WEBサイトなどではページを移動するというと、別タブで開くか新しいウィンドウを開くという動作をしないといけません。
そのため、全く異なる画面に切り替わることが考えの根底にあります。
しかし、冊子形式の文書などでは次項といっても、紙をめくる必要がなく、冊子を開いたままの状態で隣の紙片に目線を移すだけのこともあります。
そのため、オンラインコンテンツと紙の文書では、同じ言葉であっても若干の意識の違いがあるのです。
また、WEBサイトで次のパートに移る際には「次のページ」という表現は使いますが、「次項」という表記はほとんどしません。
そのため、あえて丁寧な言い方を、ということで言い換えをしない方が自然に感じられるので注意が必要です。
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