「学生」を丁寧な言い方にすると何になる?
学校に通う生徒のことは、学生とか生徒と呼ばれています。
学校教育法や省令によると、呼び方にもいくつかの区分があり、このうち「学生」というのは、高校を卒業した人が通う高等教育の生徒をしまします。
大学に通っていたり、専門学校に通っている生徒などが該当します。
しかし多くの場合には、中学校や高校などでも、教育機関に在籍している人なら、広く該当することもあり、こうでなければいけないという明確な線引きはされていません。
学校という教育機関に在籍している学生を丁寧な言い方にすると、どのような言い方ができるのでしょうか?
「学生様」とは言わない
例えば、企業が大学などに生徒の参加を呼び掛ける際には、生徒は企業にとってはお客様という位置づけとなります。
お客様に対しては「様」を付けて失礼がないようにしたいところですが、「学生様」という使い方は残念ながらしません。
その理由は、この言葉は基本的に、目上の人が目下の人に対して使う言葉だからです。
「生徒さん」とか「学生さん」とはなっても、「様」は尽きません。
スポンサーリンクしかし、「生徒」「生徒さん」では、なんとなく丁寧な言い方にならないという気がする人は多いものです。
その場合には、どんな呼び方ができるのでしょうか?
違和感のない丁寧な言い方という点では、「生徒の皆様」が多く使われています。
生徒とか学生という単語に「お」とか「ご」を付けることは言葉の使い方という点でNGとなるため、別の部分で丁寧な言い方を加えることによって、相手に対して失礼がないフレーズに仕上げるのです。
「生徒の皆様」という言い方なら、高校や大学、大学院などはもちろんのこと、相手が小学校や中学校などの小さな年齢の児童に対しても使えます。
生徒の年齢を考えずに使いやすいという点で、大きなメリットがあるでしょう。
別の言い方には何がある?
丁寧ない方は、他にもいくつかあります。
「皆様」の部分を「方々」にして「生徒の方々」としても失礼に当たりませんし、「生徒方とか「学生方」としても良いでしょう。
ただし、「方」の後に「様」をつけて「生徒方様」とはなりません。
丁寧に表現しようと頑張り過ぎてかえって違和感のある言葉遣いになってしまわないように注意しましょう。
目上の人の子供が学生、どう呼べばよい?
もしも目上の人の子供が教育機関に在籍している生徒の場合には、その子のことはどう呼ぶのが丁寧な言い方となるのでしょうか?
この場合、「高校生のお子様」のように、在籍している教育機関のレベルに、「お子様」を付けて呼ぶのが自然です。
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