「言い値でいいです」の丁寧語での言い方は?
「言い値でいいです」という言葉を聞いたことがありますか?
一般的な商取引ではあまり聞かれない言葉ですが、個人間の取引や個人講演などの出演料などでは「言い値」という言葉が使われることが多いようです。
丁寧語では、どのような言い方になるのでしょうか。
取引などで丁寧な言い方をするかしないかで、その後も継続して取引できるかどうかが決まることがありますから、この言葉の丁寧語を理解しておくのは適切だと言えます。
「言い値」は丁寧語ではない
「言い値」とは、「商品やサービスを購入する側が価格を決める」という意味で使われます。
商品やサービスを売る側が値段を決めるわけではないため、購入する消費者が、いくらで買ったらいいかを考えてから、値段を決めることになります。
言い換えれば、「あなたの言う金額で売りますよ」ということですので、丁寧な表現ではありません。
丁寧な表現を知っておくべき理由
ある程度気心の知れた人と取引をする場合や、この言葉を使い慣れている人との間であれば、直接「言い値でいいよ」と言えるのですが、初対面や講演料を請求するケースなど、礼儀が求められる場面もあります。
スポンサーリンク人によって受け止め方が異なるので、「言い値で」という表現を使ったがために、礼儀知らずと捉えられてしまい、取引が台無しになってしまうこともあります。
もし継続的な取引がある場合は、丁寧語もしくは丁寧な表現を覚えておくといいでしょう。
継続的な取引がない場合でも、相手に良い印象を与えることができ、自分自身の社会的評価を上げることにもつながります。
丁寧語を使った「言い値」の例
購入する側が値段を決めるという観点から考えると、相手方に配慮した丁寧な言い方が必要になります。
丁寧語として、「ご希望の料金で結構でございます」「お申し出いただいたお値段で構いません」のような表現が考えられるでしょう。
これだと、相手に失礼を与えない丁寧な言い方になります。
自分が言われた場合を想定して考える
相手に敬意を表しつつ言いたいことを表現するためには、丁寧語に置き換える際に、自分が言われたら丁寧だと感じる表現で話してみると、自然に出てくることが多いです。
一度限りの取引ではなく、今後も繰り返し取引がある可能性がある場合には特に、前もって丁寧語かどうかを調べて、相手に粗相のないように話すのがベターだと言えるでしょう。
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