「部外者」の丁寧な言い方は何?

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その企業や組織に所属していない人は、相手がどんなに偉い立場にいる人でも、その企業にとっては部外者という扱いになります。

 

「部」というのは、部活とか内部という言葉から連想できるように、一つの集団やグループ、組織のことを表します。

 

そこに属さない人という意味で、部の外にいる人、つまり部外者となるわけです。

 

この言葉自体には、丁寧な意味もなければ、相手に対して失礼に当たる意味が含まれているわけではありません。

 

しかし、社外の人に対して部外者と呼ぶことは、なんとなく失礼な気がしてしまう人は多いでしょう。

 

丁寧な言い方をしたい場合には、どんな言い方をすれば良いのでしょうか?

異なる表現方法をするのがベター

単語の中には、頭に「お」とか「ご」をつけて丁寧な言い方にできたり、また語尾に「様」を付けることで丁寧な言葉になるものがあります。

 

しかしこの場合には、どちらも日本語の正しい使い方としてはNGです。

 

丁寧な言い方をしたい時には、「社外の人」という意味を持つ別の単語を使ったり、異なるフレーズを使うのが得策です。

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例えば、部外というのは社外という意味でも使えます。

 

病院なら「院外」となり、企業以外の施設でも使うことは可能です。

 

こうした別の言葉を使って、「社外の方」「院外の方」とすれば、部外者と同じ意味を持ちながら、丁寧な雰囲気を出すことができるのではないでしょうか。

 

また、社内の人を関係者とすれば、社外の人は「関係者以外」となります。

 

丁寧に呼びたい時には「関係者以外の方」「関係者以外の方々」とする事もできます。

自身を部外者と呼ぶ場合はどうする?

それでは、自分自身を「外部の者」と呼ぶ際には、どのような表現方法を使うのが良いのでしょうか?

 

この場合には、尊敬語を使う必要はありませんが、謙譲の意味を込めて「部外の者」とするのが適切です。

 

部外者とか外部者という単語で呼ぶよりも、「部外の者」とか「外部の者」とする事によって、丁寧な言い方となります。

 

この際には、自身のことを「部外の人」「外部の人」とはせずに、「部外の者」のように「者」を使いましょう。

 

また、自身のことを「第三者」という表現方法も、ビジネスマナーにはおすすめです。

 

内部の者か外部の者かという判断ではなく、「当事者ではない」という意味で「私は第三者の立場ですので」と言えば、関係者ではないという意味で使えます。

 

使うタイミングやシーンに応じて、適切な言い方をしたいものです。

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