「原稿」を丁寧な言い方にすると「お原稿」と「ご原稿」どっち?
社外の人に執筆依頼をする際には、相手に失礼がないように、細かい部分までしっかり気を配りたいものです。
単語を丁寧な言い方にする際には、言葉によっては頭の部分に「お」や「ご」を付けることができますが、「原稿」という単語にも「お」や「ご」を付けることはできるのでしょうか?
もしもできない場合には、どのようなフレーズや言い方にするのが丁寧なのでしょうか?
「原稿」に「お」や「ご」はつけない
基本的に、「原稿」という単語を丁寧に表現したいからといって、頭に「お」や「ご」を付けることはできません。
丁寧な言い方をしたいという気持ちは伝わるかもしれませんが、日本語として正しくない表記となりますし、ビジネスマナーとしてもNGです。
社会人としての常識を知らない人だと受け止められてしまうリスクもあるでしょう。
ビジネスシーンにおいては、相手に対して原稿をどうするかという動詞とセットで使用するのが一般的です。
そのため、丁寧な言い方にしたい時には、動詞の部分を尊敬語にするという対応方法がおすすめです。
例えば、執筆を依頼するなら「執筆を依頼されて書き、そして送る」という意味を持つ寄稿という言葉を使って、「ご寄稿いただけませんか?」のように依頼することができます。
スポンサーリンク依頼された執筆に対する丁寧な言い方
依頼された執筆を承諾できる場合にも、原稿という単語は使わずに、寄稿という言葉を使うのがおすすめです。
「XX寄稿のご依頼いただき、誠にありがとうございます。
喜んでお受けさせていただきます。」
とすれば、とても丁寧な応答となるでしょう。
もしも執筆できないと断る場合も、基本的には「寄稿」を使いましょう。
「寄稿のご依頼を承ることができません。」のように、相手に対して失礼がない丁寧な言い方をすればOKです。
ただし、断る際には、理由も明確にするのがビジネスマナーです。
「一身上の都合」としてしまうと、明確な理由が相手には伝わりませんし、相手から聞くこともできません。
失礼だと感じる相手もいるでしょう。
そうした誤解を生まないためには、「数か月前から体調を崩しており、誠に残念なのですが、寄稿のご依頼を承ることが難しい状態です。」など、断る相手に伝えるのがマナーです。
原稿執筆を依頼する際の注意点
原稿執筆を依頼する際には、「執筆をお願いできますか?」というだけでなく、より具体的に、どんな内容で文字数はどのぐらい、そして締め切りは何日という点や、執筆に対する報酬はいくらなのかという細かい条件についても、依頼するタイミングで相手に知らせる必要があります。
そうすれば、依頼された相手はその条件での執筆をしたいかどうか、できるかどうか、という点も含めて検討し、返答しやすくなります。
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