丁寧語の御の正しい使い方や不要な場合は?
丁寧語の一種である「御」の字ですが正しく使わないと返って失礼になる事もあります。
「御」の正しい使い方をマスターしておくだけでも丁寧語の使い方は格段に良くなるでしょう。
また「御」の字そのものが不要な場合もありますので合わせて知っておくことが大切です。
御の正しい使い方は?
丁寧語として知られる「御」ですが、何でもかんでも使えば丁寧語になるというわけではありません。
場合によっても不要かどうかが変わりますが、「御」の正しい使い方として判断基準になる点は二つあります。
1つ目は自分の行動を相手のためにさせて頂き相手を立てる場合です。
「御報告」や「御確認」などがこちらに当てはまりますが、自分の行動に対して相手に丁寧語を使わないといけない場合は「御」をつけることが「御」の正しい使い方になります。
また、御手紙のように行動に対してだけではなく、単語に対して御を使う場合もあります。
こちらも同じように相手に対しての単語である場合は「御」を使う事が「御」の正しい使い方になるでしょう。
自分に対して御の字は不要になりますので気を付けて下さい。
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二つ目のポイントになるのですが、自分の行動に対しては基本は「御」は不要であるという事です。
「御質問があります」、「御依頼をします」と言う言葉は一見正しい丁寧語に見えがちですが、あくまで自分の行動のみになりますので御の字を使うのは誤りです。
この場合は質問させて頂きますのような丁寧語を使うようにしましょう。
「御」を使えば何でも丁寧語になるかというとそんな事はありません。
場合によっては自分を立ててしまう使い方もありますので、本当は不要にもかかわらず使ってしまう事が無いように注意が必要です。
御の正しい使い方と合わせて読み方も知ろう
御の字は「お」と読むこともあれば「ご」と読むこともあります。
どちらも読み方を間違えると丁寧語以前に恥ずかしいですので、御の正しい使い方と合わせて覚えておきましょう。
単語によっても場合が異なりますが、手紙や天気のように「御」が使われる事もあれば、「御心配」や「御請求書」のようにごが使われる場合もあります。
残念ながらこちらは覚えるのが一番の近道ですので、丁寧語として良く使われる単語は覚えておくのがおすすめです。
御の正しい使い方は勘違いされていることも多いですので、御の字が不要にもかかわらず使ってしまわないように気を付けましょう。
自分の行動に対しては不要、と覚えておくと御の正しい使い方が分からなくなった時の判断基準になります。
不要にもかかわらずつけてしまうと返って失礼になりますので充分注意が必要です。
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