「アルバイト代」の丁寧な言い方は?

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アルバイトをして受け取るお給料は、支払う側も受け取る側も「アルバイト代」と呼ぶことが多いものです。

 

しかし正しい言葉の使い方という点では、アルバイトに対して支払う代金という意味があります。

 

支払う側と受け取る側とでは、異なった呼び方をしたほうが良いのか、気になる人は多いでしょう。

 

また、丁寧な言い方をするにはどんな呼び方があるのでしょうか?

基本的には受け取る側も支払う側も「アルバイト代」でOK

日本語の正しい使い方という点では、「アルバイト代」は支払う側にかかる代金と定義づけることができます。

 

しかし、支払う代金を受け取るのは、アルバイトで働いてお給料を受け取る労働者です。

 

代金を受け取りましたと言う意味合いもあるため、働いてお給料を受け取る側がアルバイト代という言葉を使っても、ビジネスマナーに違反しているとか、常識を知らない非常識な人だと思われることはありません。

アルバイトの代金支払いは目上から目下へ支払われる?

アルバイトの従業員にとっては、店の店長や上司、先輩などは目上の人となるため、敬語での対応を心がけなければいけません。

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しかし店長やオーナーの立場でも、アルバイトの従業員が目下だからと言って、乱暴な言葉づかいで話すのはNGです。

 

特に労働に対する対価を支払うお給料の支払に関しては、より丁寧な言い方を心がけることによって、お互いに気持ちよく働きやすい職場環境の構築にもつながるでしょう。

丁寧な言い方はできるのか?

それでは、アルバイトの代金を丁寧な言い方にすると、どうなるのでしょうか?

 

アルバイトという言葉に「お」や「ご」をつけて「おアルバイト」や「ごアルバイト」にするのは不自然ですし、代金に「お」や「ご」を付けても不自然です。

 

つまり、この言葉自身を丁寧語にする事はできません。

 

丁寧な言い方をしたいなら、同じ意味を持つ同義語を使って、異なる表現をすればよいでしょう。

 

例えば、アルバイト代には給料や賃金という類義語があります。

 

このうち、給料には「お」を付けて「お給料」とすれば、丁寧語としてシックリするでしょう。

 

例えば、「アルバイト代を明日渡します」と従業員に伝えるなら、「お給料は明日にお渡しいたします」とすれば、とても丁寧な言い方になります。

 

また、バイト代を受け取る側が「お給料は何日締めで何日払ですか?」と聞くとしたら、「お給料は何日締めで、何日にいただけますか?」と謙譲語を交えることで、丁寧な言い方となります。

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