「来客」の丁寧な言い方は「ご来客様」?この言い方は正しい?それとも別の言い方がある?
ビジネスシーンにおいては、社外から人が来社することが少なくありません。
「来客」は、「客が来る」という意味で使いますが、この単語を丁寧な敬語表現にすると、どのような言い方ができるのでしょうか?
敬意を表す「ご」という言葉を頭につけて「ご来客」としても良いのでしょうか?
「来客」に「お」や「ご」はつけない
単語の頭に「お」や「ご」を付けると、丁寧な言い方になることは少なくありません。
しかし、何でも「お」とか「ご」を付ければ丁寧語として正解というわけではありません。
丁寧な言い方をしたいという気持ちを伝えることはできるでしょうが、ビジネスマナー的にNGの場合には、相手に対して失礼となってしまいますし、マナーを知らない人だと思われてしまいます。
「来客」という言葉もまた、「お」や「ご」を頭につけたり、語尾に「様」をつけてはいけない単語の一つです。
「客が来る」「客が来た」という意味を持つ単語なので、丁寧な言い方にして「お客様がいらっしゃいました」「お客様がお見えです」のようなフレーズにするのが良いでしょう。
スポンサーリンク「お客様が来社なさいます」という表現方法も、丁寧な言い方です。
「客が来る」という意味を持つ言い方にはさまざまなフレーズがあるので、無理に単語に「お」や「ご」を付けて丁寧な表現にするよりも、言いやすいフレーズを使うことで、失敗するリスクを回避できます。
スケジュール管理はどうする?
近年では、パソコンなどでスケジュール管理をする企業が増えています。
そのため、オフィス内のホワイトボードに、社員の予定やスケジュールを記入し、社外の人が来社した時にはお客様にも見えてしまうということは少なくなりました。
もしもホワイトボードなどでスケジュールを管理する場合、「来客」と記入することはNGではありません。
特に、社外の人からの見える場所にスケジュールが置かれてる場合には、どの企業が来客しているかという点は社外秘にしたいこともあるため、具体的な企業名をホワイトボードに堂々と書くよりは、ザックリと「来客」とするのが良しということもあります。
しかし、社内の人しか見えない場所でのスケジュール管理なら、どの企業から誰が来るのかという点までを記入するのがベターです。
「山本商事・山本社長来社」のように記入しておけば、どの企業からどんな役職の人が来るのかが分かります。
接客対応しやすくなるという点でも、メリットが期待できます。
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