丁寧語と美化語の違いを知ろう
丁寧語と美化語の違いはわかりにくいものです。
迷っている人も多いのではないでしょうか。
今回は例文をご紹介しながら、その違いが何であるのか検証していきます。
言葉を巧みに正しく使えるようになりたい人は参考になさってください。
丁寧語とは
丁寧語は代表的な三つの敬語の中の一つです。
因みに代表的な敬語は尊敬語、謙譲語があります。
助動詞のです、ます、ございますを使います。
丁寧に上品に表現する言葉といってよいでしょう。
尊敬語や謙譲語は対象が誰であるかによる言葉ですが、丁寧語には特に対象はないのでわかりやすいです。
美化語とは
美化語も丁寧に表現する言葉で名詞に接頭辞の「お」や「ご」を付けます。
よく使う言葉なのでわかりやすいでしょう。
たとえば、お茶やお酒というように「お」をつけるものがあります。
また「ご」を付けたご飯、ご心配といった言葉もあるのです。
丁寧語と美化語の違いはどこにあるのか
丁寧語と美化語の違いは助動詞であるか、名詞であるかということです。
広い意味ではどちらも丁寧語になります。
スポンサーリンクたとえば、お粥は粥に接頭辞の「お」をつけた美化語で、作りますという言葉は丁寧語です。
私はお粥を作りますという文は、丁寧語と美化語の丁寧な表現の丁寧語の文となるでしょう。
丁寧語と美化語の例文
では丁寧語と美化語の違いがわかる例文をご紹介しましょう。
両方を使った文なので幅広い意味では丁寧語の例文といえます。
まずはビジネスシーンの宴会を想定した文です。
「私は社長にお酒をつぎました」という使い方ができます。
この場合お酒は美化語、つぎましたは丁寧語の過去形です。
また、「○○さんは▲▲部長にお茶をいれました」という文も作れます。
この場合は美化語がお茶、いれましたが丁寧語です。
日常のシーンでも考えましょう。
「○○さんは毎朝5時に起きてお弁当を作ります。」
お弁当が美化語で作りますが丁寧語です。
その他にも考えてみます。
「○○さんと▲▲さんはお菓子が大好きな姉妹です。」
美化語がお菓子で「です」が丁寧語の助動詞になります。
例文でもわかるように丁寧語と美化語の違いは名詞であるか、助動詞であるかということです。
両方とも丁寧な表現の丁寧語であることを覚えておいてください。
丁寧語と美化語の違いは名詞であるか助動詞であるかです。
美化語は名詞に接頭辞の「お」や「ご」をつけて丁寧な表現にした言葉です。
丁寧語はです、ます、ございますという助動詞の丁寧な表現になります。
どちらも上品で丁寧なフレーズになる言葉です。
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