「ゼミ」を丁寧な言い方にすると「御ゼミ」「貴ゼミ」どちらが正しい?

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大学などの教育機関では、より専門的なテーマに関する講義や議論を行う少人数のゼミ(Seminar)がカリキュラムとして設置されています。

 

企業や機関、施設の中にも、ある特定の専門的な目的でそうしたグループを設置していることがあるかもしれません。

 

相手のゼミを丁寧な言い方で呼ぶ場合には、どんな呼び方をするのが適切なのでしょうか?

文章なら「貴ゼミ」が適切

メールや書類などの文章の中においては、「貴ゼミ」とするのが適切です。

 

相手の会社に対しては貴社、クラブに対しては貴クラブ、また連盟に対しては貴連盟のように、丁寧な言い方で相手の組織を呼ぶ際には、頭に「貴」を付けるのがビジネスマナーです。

 

これは書面の場合全般に該当するビジネスマナーです。

 

手書きの手紙だけでなく、パソコンで作成した文章、またメールやテキストなどのデジタル形式でも、文章であることに変わりはないため、「貴ゼミ」という使い方をします。

 

文章の場合にはすべて「貴」を付けるのが丁寧な書き方となるので、履歴書や契約書などに記載する際にも、頭に「貴」を付けます。

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「御ゼミ」はどんな時に使うの?

文章で書く際には、「貴」を単語の頭につけますが、もしも口頭で相手のゼミを丁寧な言い方で呼ぶ際には、「貴」を付けるのは適切ではありません。

 

口頭の場合には、「貴」の代わりに「御」を付けて、「御ゼミ」とするのが適切となります。

 

「貴」も「御」も、どちらも丁寧な言い方であるという共通点がある他、相手の組織に対する敬意を表しています。

 

直接対面で相手と話をする場合だけでなく、電話の場合など、音声で相手の組織を丁寧な言い方で呼ぶ際には、「御」を付けるのがビジネスルールです。

 

書面では丁寧な言い方となる「貴」を付ける方法ですが、口頭の際にこれをすると、社会人としてのマナーを知らない非常識な人という印象を与えてしまいます。

 

注意してください。

第三者に対しては使わない

組織の前に「貴」や「御」を付けるのは、相手が所属している組織に対する丁寧な言い方です。

 

相手が所属してない組織や機関に対しては、「貴」も「御」もつけません。

 

その場合には、「XX会社様」のように「様」を付ける呼び方が適切です。

 

相手の組織に対して「XX会様」のように呼ぶことは、失礼に当たるわけではありませんが、ビジネスマナーという点においては不正解です。

 

丁寧な言い方をしようという気持ちは伝わるでしょうけれど、非常識という印象を与えかねません。

 

正しい言い方を覚えておきたいものです。

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