「ずっと」の丁寧な言い方とは

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普段の生活の中で私たちが良く使う言葉の一つに「ずっと」があります。

 

相手に対して失礼な印象を与える言葉ではないものの、カジュアルな雰囲気があるため、ビジネスシーンにおいては、もう少し丁寧な言い方にしたいものです。

 

この言葉を丁寧な言い方にすると、どんな言い方が良いのでしょうか?

意味によって類義語は変わる

「ずっと」という言葉は、日常生活の中ではさまざまな使われ方をしています。

 

「とても」という意味で「とても大きい」のように使われることもあれば、何かと比較して「もっとさらに先」のように使われることもあります。

 

さらに、「朝からずっと書類作成をしている」のように、継続する作業や動作を形容する表現として使われることもあるでしょう。

 

どんな意味で使うかによって、類義語は変わるため、丁寧な言い方に言い換える際にも、その意味にふさわしい言葉を選ぶ必要があります。

期間を表す「ずっと」の丁寧な言い方

「お会いできる機会をずっと心待ちにしていました」のように時間や期間を表す場合には、「長らく」とか「永きに渡り」「以前から」などの言葉で表現することができます。

 

どちらの表現を使っても問題はなく、「気が遠くなるほど長い時間待ち続けていた」という意味を持たせられます。

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ただし、継続的な時間の経過を表現する際に、数時間や数日程度の程度で「長らく」とか「以前から」を使うと、とても大げさな印象を与えてしまうかもしれません。

 

例えば「朝からずっと作業をしている」時に、「朝から長らく作業しております」とか「永きに渡り作業を続けておりました」とすると、とてもオーバーな表現となってしまうため、言葉選びの点で不適切と言わざるをえません。

 

そんな時には、「長々と」とか「延々と」などの表現が丁寧な言い方としておすすめです。

 

「朝から長々と契約書作成に追われておりました」とすれば、とても丁寧な言い方となるでしょう。

比較するなら「とても」が適切

「提案Aの方が提案Bよりもずっと良いです」という比較の際なら、「とても」「かなり」「ずいぶん」などの使い方が良いのではないでしょうか。

 

比較の場合には、比較するものの単位が時間でも大きさでも費用でも、丁寧な言い方の表現方法は変わりません。

 

「提案Aの方が提案Bよりも、XXの点でかなり良さそうですね」のように使うことができます。

 

比較する場合でも、「前のバージョンと比べて今の方がずっと良くなった」という意味で使うなら、「以前から」を使うこともできます。

 

「前々から」とか「前バージョンから」など、意味に合わせてどの言葉が適切かを選びましょう。

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