「役職」の丁寧な言い方は「お役職」「御役職」どっち?それとも別の言い方?

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部長や専務、社長など、ビジネスシーンにおいてはさまざまな役職があります。

 

目の前の相手に話しかける場合なら、「田中部長」「佐藤社長」のように、名前にポジション名を付けて呼ぶのが適切です。

 

しかし、本人に対して呼びかける以外のシーンでも、特定の人をポジションで呼ぶことは少なくありませんし、場合によってはその人の役を質問したいこともあります。

 

この場合、どのように聞けば丁寧な言い方になるのでしょうか?

「役職」に「お」を付けるのはNG

「役職」という単語を丁寧にしようと、ひらがなで「お」を付けたり、漢字で「御」を付けるのは、丁寧な言い方をしようという気持ちがあるということは相手に伝わっても、残念ながら、ビジネスシーンにおいては適切な言い方ではありません。

 

この単語に「お」を付けるのではなく、使用するフレーズの中で、尊敬語や謙譲語を入れるのが、スマートで丁寧な言い方となります。

相手に質問する際には「大変失礼ですが」

ビジネスシーンにおいては、できるだけ相手に質問する必要がないように、さまざまな手段を使って調べた上で、相手を呼称する時には「田中部長」のように役付けで呼ぶのがマナーです。

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しかし、調べても全くわからない際には、恥を忍んで相手に聞くしかありません。

 

相手に対して質問すること自体は仕方ありませんし、質問することが相手に対して失礼に当たることはありません。

 

具体的な聞き方としては、「大変失礼ですが、役職を確認させて頂いてよろしいでしょうか?」のように、文頭に「大変失礼ですが」のフレーズを付けましょう。

 

「役は何ですか?」「ポジションは何ですか?」とストレートに聞くのは、相手に対して失礼ですし、「役は部長でしたっけ?」と予測するのもNGです。

 

いくら丁寧に「役は何をしていらっしゃいますか?」と聞いてもNGなので注意しましょう。

 

相手の役を知らないため、恥を忍んで確認させていただく、という気持ちで丁寧に聞くならば、上記のような「大変失礼ですが」の言い方が適切です。

役付けの呼び方はそれだけで敬称

「田中部長」のような役付けの呼び方は、それがすでに敬称となります。

 

そのため、「お部長」「御部長」のように「お」を付けるのはNGですし、「部長様」と言った呼び方もしません。

 

これは、専務とか社長などの取締役に対しても同じです。

 

しかし、取引先や相手企業の役付の相手を呼ぶ際には、「山田部長様」というように「様」を語尾につけて呼ぶのが正解です。

 

この際にも、頭に「お」はつけません。

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