時には謙遜も大切！「下手」の丁寧な言い方とは

苦手なことや自信のないことについて、「私は○○が下手です」と伝えたい時、言い方で迷う方もいるでしょう。

あまりにもストレートな表現だと、適さないシチュエーションもあります。

そこで今回は、下手の丁寧な言い方をいくつかご紹介します。

社外の人などに伝える際は、言葉選びに気を遣いましょう。

下手なことを表現したい時、直接的な言葉には抵抗を持つ方もいるでしょう。

そこで、同じような意味を持つ丁寧な言い方に言い換えるのがおすすめです。

たとえば、「稚拙」や「拙い」、「不得手」や「未熟」などが挙げられます。

少し堅いイメージの言葉を選ぶと、ビジネスシーンなどでも言いやすいでしょう。

自分が未熟であるという内容を伝えたい場合は、「至らない○○」という言い方もできます。

拙い・稚拙などの言葉は、基本的に自分のことを謙遜するために使います。

たとえば、会社でプレゼンテーションを行った際、締めくくりの言葉に用いられます。

「以上、拙い説明で恐縮ですが、ご清聴ありがとうございました」などの丁寧な言い方が一般的です。

もちろん、口頭だけでなく文章でも使えます。

メールや書類などで何らかの説明を行った最後に、「稚拙な文章で恐縮ですが、お読みいただきありがとうございました」などの文章を付け加えることができます。

なお、「拙い○○」と言ったからといって、実際に下手な説明や文章であるとは限りません。

あくまでも、目上の人を相手に自らを下げる表現です。

自分自身だけでなく、部下などの身内の人間に対して使うシーンもあるかもしれません。

「○○（部下）の拙い説明をお聞きいただき、ありがとうございました」のような言い方ができます。

不得手は、「下手」というよりもどちらかというと「苦手」に近い意味だといえます。

「不得意」と言い換えることもできるでしょう。

文章としては、「○○が不得手ですので、ご迷惑をおかけしないか心配です」などの表現ができます。

自分が苦手なことに対して、下手だと言って予防線をはると安心できます。

しかし、拙い・不得手などの言葉を使いすぎると、自信がなくて頼りない人物に見える可能性があります。

時には謙遜も大切ですが、目上の人の前で言い過ぎないように注意しましょう。