「これ」って試算表の事?会計・経理における略称の存在とは
会計や経理の勉強をしていると、簿記用語に関する様々な英語略称に触れる機会が増えていきます。
文章上、専門用語の漢字表記ばかりでは文章が固く、長くなりすぎてしまう際に略称が用いられたり、口頭での会話においても用語の意味さえ伝わっていれば、略称は圧倒的に短い発音で意味を伝えられるメリットがあります。
しかし実際に略称を使おうとしても、元となる日本語での語句と英語での略称を正確に紐づけなければ、文章や会話に混乱が生じてしまいます。
まずはよく目にする用語だけでもしっかりと覚えておきましょう。
試算表の略称と、様式別の英単語名
試算表とは、決算書が1年に1回作るものなのに対して、そのスパンを1ヶ月に1回として作成する「月ごとの決算書」という理解が一般的です。
決算が確定する前に、その準備として、月ごとの勘定科目を集計するものが試算表となります。
試算表の略称は「TB(Trial Balance)」、もしくは「T/B」です。
スポンサーリンクTB、T/Bと表記の違いはあれど、基本的に試算表の英語名といえばこのTrial Balanceを指します。
また、試算表自体は他にも様々な種類があります。
「残高試算表」は「Trial balance of balances」、「合計試算表」は「Trial balance of totals」、そして「合計残高試算表」は「Trial balance of total balance」が英語にした際の名称になります。
ただしこれらをTBOBやTBOTと略すことは無く、全て統括して試算表を意味する「TB」とするのが一般的です。
他にも押さえておきたい用語略称
基本的な用語略称では、他にも損益計算書・P/L(Profit and Loss statement)、資産・A(assets)や貸借対照表・B/S(balance sheet)など、2つ以上の英単語、1つの英単語であっても略称となったものがよく使用されています。
多くはそれぞれの単語の頭文字をとっている法則性があるので、省略したあとの名称を覚えるのではなく、正式名称も同時に覚える方が間違いがなく、思い出しやすくなります。
単語として解体して見てみれば、それぞれそこまで複雑な英単語ではありません。
英単語の語彙を増やすつもりで勉強し、覚え始めたら実際に業務上で使ってみたり、知らない単語が出て来たらすぐに調べて覚える癖をつけていきましょう。
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