会計報告で「○○飛んで」とはどういう意味?
会計報告を読み上げる時に、数字を伝える際に「○○飛んで」という言い方を聞いたことがあるかもしれません。
いきなり数字の中に「飛んで」と言われても、なんのことか分からないと戸惑ってしまいます。
この表現はたまに日常でも使う人がいますが、ほとんどは何か会計関連の仕事をしている人です。
そこで、この「飛んで」という表現が何を意味しているのかを確認してみましょう。
会計報告の「飛んで」の意味とは?
会計報告の数字の読み上げで、「飛んで」と言われた時は、そこに数字の0が並んでいることを指します。
たとえば、10,001円の場合、普通であれば「1万1円」とだけ言います。
しかし、上手に聞き取れないと、「1万」と「1円」の間に何か数字が入っていたのではないかと間違ってしまう恐れがあります。
そこで、「1万」と「1円」の間には何もなく0が並んでいるだけであるということを伝えるために、「1万飛んで1円」と言うのです。
これは特に、会計報告を読む際の決まりというわけではありませんし、絶対にそうしないといけないものでもありません。
スポンサーリンクただ、聞いている人が勘違いすることがないように、丁寧に付け加えているだけのことです。
会計報告の読み上げは、相手が紙ベースの資料を持っていないこともあります。
そうなると、報告を耳で聞くだけとなります。
数字の羅列が続くと、どうしても聞き間違いが生じやすくなりますので、正確に伝えるためにあえて言っているのです。
別の読み方をする人もいる
また、この「飛んで」という言い方は、人によって多少異なることがあります。
たとえば、「とび」という言い方をする人がいます。
しかも、0の個数に合わせて連続して言うケースも見られます。
つまり、「105」のように0が一つだけの場合は、「1とび5」と言いますが、「1,005」のように0が2つ連続する場合は、「千とびとび5」と言うことがあるのです。
ただ、たくさん0が連続する場合には、0の個数を述べて言うこともあります。
「10,005」の場合は「1万と三つとびで5」という感じです。
とはいえ、あまりにもこうした表現を連続すると逆に分かりづらくなってしまうことがあります。
そのため、最初に一般的な読み方で「1万5」と言って、より正確に伝えたという感じで、「1万と三つとびで5ということですね」と言うわけです。
このように、大事なのは会計報告を正確に理解してもらうことで、あまりこだわらずに相手に伝わりやすい仕方はなにかということを考えて読み上げましょう。
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