資本金の出し方・仕訳方は?複式簿記で帳簿を付ける方法
会計帳簿を見た事がある方や、簿記の資格を持っている方、勉強をした事がある方は一度は目にしたことがある「資本金」ですが、よく分からないという方もいらっしゃるでしょう。
会社を設立した際には資金が必要とされていますが、確定申告を行う際、もしくは複式簿記を使って帳簿に記入する際には知識が必須になってきます。
こちらでは資本金とは何か、計算式での出し方、そして複式簿記で記入する際の仕訳方法についてご紹介していきます。
会社を設立する際の資本金とは?
最近では自分で業を営む方が増えて来ており、年々起業家は増加傾向にあります。
それゆえに、大きな企業から小さな企業まで様々な規模の企業が全国で多く存在している現状があります。
会社を設立するとなると「資金が必要なのではないか」と不安を感じている方も多いでしょうが、実は1円からでも問題ありません。
資本金とは、事業主がこれから新たな事業を行うために用意した準備金のことを指します。
つまり、その資金を使って新たな事業を動かし、発展させる運転資金となるわけです。
よって1円であっても問題はありませんが、ほぼ0円からスタートするのは軌道に乗せるのが大変という声も上がっています。
スポンサーリンクよって、ある程度まとまった金額を用意しておく方が安心できるかもしれませんね。
資本金の出し方は?
簿記の問題ではよく出題されるので、せめて出し方は知っておいた方が経営者の方も安心ではないでしょうか。
資本金の出し方はこのような計算式と連動しています。
「資産合計−負債合計=資本金」という計算式が最も簡単な出し方となっていますので、簿記だけではなく、中小企業診断士などを目指す方も最低限知っておきたい数式です。
また、運転資金だからと言って全部使ってしまうのではなく、「企業が残しておくべき資金」としても考えられているため、負債が多ければ多いほど最初に用意したお金が減ってしまうという事態は避けたいところです。
資本金の仕訳方法は?
どんな企業でも確定申告をする必要がありますが、複式簿記が必要となりますので詳しく見ていきましょう。
まずはどの勘定科目に当てはまるかという点ですが、借方は「現金」、貸方に「資本金」を記入しましょう。
もし500万円のお金を用意したとしたら、借方勘定科目が現金、借方金額が5,000,000円、貸方勘定科目が資本金、貸方金額が5,000,000円、そして最後に適用欄に「資本金の払い込み」と書くのが好ましいでしょう。
スポンサーリンク