現金出納帳を訂正したい!正しい訂正の仕方や注意点とは?
現金出納帳は、現金での取引を記録するための帳簿で、法人なら毎日しっかりと記録するものではないでしょうか。
ただ現金出納帳に記録を付けるだけではなく、実際の現金の残高と一致しなければいけないため、計算間違いや書き間違いなどは基本的にはあってはいけません。
しかし完璧な人間などいませんから間違えてしまうことはあるでしょう。
その際には、どんな訂正の仕方をするのが良いのでしょうか?
現金出納帳の訂正の仕方は難しい?
現金出納帳に記録している残高は、現金取引における現金の残高を表しています。
この残高が、実際の現金残高と合わなくなってしまった場合、どのような訂正の仕方をするのが正解なのでしょうか?
まず、現金出納帳と実際の現金とでズレが生じた場合には、気づいた段階で早急に正しい訂正の仕方で問題を解決する必要があります。
放置しても、すでにズレているものが自然に解決できるわけではありません。
現在では小さなズレが、どんどん大きくなってしまう可能性もあります。
スポンサーリンク正しい訂正の仕方は、「現金過不足」という勘定科目を使うという方法です。
例えば、現金出納帳の現金よりも実際の現金が少ない場合には、ズレている分の相手項目は「現金過不足」で仕訳をし、摘要欄に、「現金残高を実際有り高に修正」と記載します。
収入支出の項目では、収入部分にズレた分を記入することで、現金出納帳と実際の現金とのズレをリセットします。
一方、現金出納帳の現金の方が実際の現金より少ない場合には、相手項目や摘要欄の記載方法は同じですが、支出部分にズレている金額を記載することで、正しい訂正の仕方で間違いをリセットできます。
NGな訂正の仕方とは?
現金出納帳の訂正の仕方を間違えると、後から大きなトラブルに発展しかねません。
例えば、現金出納帳の現金と実際の現金が合わないからと言って、現金を足したり引いたりしてつじつまを合わせようとする訂正の仕方はNGです。
現金出納帳とずれが生じているということは、もしかしたら現金出納帳の中での計算がずれていることが考えられます。
記録に残らない「現金を足したり引いたりしてつじつまを合わせる」方法では、問題を解決することはできないでしょう。
それに、後から現金出納帳の間違いを見つけた場合には、更なる大きなずれが生じる原因にもなりかねません。
そのため、くれぐれもNGな訂正の仕方をしないように注意しましょう。
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