小計や合計の上下にある二重線の意味は?その他の二重線の使い方もチェック!

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会計書類を見てみると、数字の他にいろいろな記号や線が書き加えられていることがあります。

 

中には、それぞれの会社で独自のルールとか、簿記ルール上の記号ではないものの習慣的に使われるものもあります。

 

その一つに、小計や合計の上下に二重線を引くというものがあります。

 

これはいったいどういう意味なのでしょうか?

 

他にどんな書き方があるかも見てみましょう。

小計や合計の上下にある二重線の意味

帳簿では、それぞれの科目において、金額が羅列されていて最後に小計、もしくは合計が記載される形となります。

 

通常は、数字だけが並んでいる状態なのですが、中にはこの合計の上に二重線が引かれていることがあります。

 

また、小計の下に二重線ということもあります。

 

上下についてはまちまちで、書類の形式によって変わってくることもあります。

 

これは、簿記ルール上必要な記号ということではなく、書類を見やすくするための補助的なものです。

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つまり、小計の上にずっと羅列されている数字は、個々の支出などを表しており、その記載が終了して、ここから小計や合計になるという区切りを示すためにするのです。

 

多くの場合、会計書類をチェックする時には、小計や合計だけを見るものです。

 

その時に、他の数字と分けて強調することで、すぐに確認できるようにしているというわけです。

その他の二重線について

書類のタイプや作成している会社によっても違うのですが、帳簿には1本線だけの部分と二重線が引かれている部分が存在します。

 

大まかに言って3つの種類があって、「区切り線」と「締め切り線」、そして「合計線」というものです。

 

このうち「合計線」というのは、上記のように一つの項目について、小計や合計をする時に別の数字と分けるために引くものです。

 

「締め切り線」というのは、日付ごとに摘要や金額を記入していく中で、月末締めのラインを示すためのものです。

 

通常は、締め日もしくは月の最後の日の下に二重線を引き、次の記載事項からは月が変わるということを示します。

 

「区切り線」は、取引ごとに項目を分けたい時に記載します。

 

同じ会社や同じ契約で複数の摘要がある時など、区切り線ごとに分類すると、どこまでが一つの取引だったのかを把握しやすくなるからです。

 

このように、帳簿の中に引かれている二重線というのは、いろいろな意味がありますし、会社によって異なる使い方をしていることもあります。

 

大事なのは分かりやすい記載をすることと、社内で統一して混乱させないことです。

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