電話で質問する際によく使う少々やちょっとは敬語として正しい?

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電話でのやり取りは対面のやり取り以上に敬語の使い方で不安になるものです。

 

質問をするときによく使うちょっとや少々という言葉は正しい敬語表現なのでしょうか。

ちょっとは電話でのやり取りで使っていいのか

電話をしていて相手からの質問にすぐに答えられないときに「ちょっと待って」と言いたいことがあります。

 

ちょっと待ってくださいというのは敬語としては使うことができません。

 

あいまいな言葉であることや砕けた表現であることが理由です。

 

そこでちょっと待ってほしいというときに使うのが少々という言葉です。

少々は電話以外の場面でも使える言葉

少々という言葉は丁寧な表現です。

 

そのため相手に待ってほしいというお願いをしても失礼になりませんし、不快感を抱かせることはありません。

 

他にも上司に質問をしたいときにも「少々お時間いただけないでしょうか」といった言い方もできます。

 

もちろん日頃から仲が良い上司や友達であればちょっとという言い方をしても問題はありません。

 

しかし親しい間柄であっても質問をする場面では相手に手間をかけることになるので、丁寧な言い方である少々という言葉を使うほうが適しています。

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言葉は正しく使おう

ちょっとや少々は便利な言葉であるために普段からよく使っています。

 

そのため正しい意味を知らずに使っていることも多いです。

 

目上の人との会話で正しく使うためにも今一度使い方を確認してみましょう。

 

まずは数量がはっきりとしている場合には使いません。

 

はっきりとした数字が分かる場合には、きちんと伝えることで行き違いや伝え直しを防げます。

 

次にちょっとや少々は時間にすると5〜10分ほどですし、お願いや依頼する内容としては簡単なものに使います。

 

電話で少々お待ちくださいと伝える時には相手に負担がかからないように短くすることを心がけましょう。

 

最後にちょっとという言葉を使いたい場面で敬語表現である少々にしたからといって何でも言っていいわけではありません。

 

電話でのやり取りは特に相手の顔が見えないです。

 

そこで、表現を敬語にするだけでなく、相手にとって不快になるようなことを言わないこと、負担になるようなお願いをしないことを心がけましょう。

 

電話で質問をしたいときや質問に答えるのに少し時間が欲しいときには、「ちょっとお待ちください」よりも「少々お待ちください」が適切です。

 

敬語を使う場面はもちろん、相手に丁寧な言い方をする際にはちょっとよりも少々のほうが適切です。

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