ご来店の対義語はご退店が正しいのか

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ご来店という言葉はよく使われていますし、自分自身もよく使っているという自覚はあります。

 

このご来店という言葉の対義語は何なのでしょう。

 

普通に考えると、お店に来ることの反対なので、お店から出るという言葉になります。

 

辞書で調べてみると、「来店」の対義語は「退店」とあります。

 

では、ご来店の対義語はご退店になるのでしょうか。

来店の意味と対義語について

来店とは、「人が店に来ること」です。

 

「来店した客に記念品を配る」というような時に使います。

 

ご来店は、来店に「ご」という接頭辞が付いたもので、丁寧に言う時に使います。

 

では、来店の対義語はというと、辞書では退店になっています。

 

退店というのは、店での用事を済ませて出ることです。

 

来店に接頭辞を付けてご来店にした場合、対義語はご退店になりますが、ご退店という言葉には違和感があるという人は多いでしょう。

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退店という言葉が存在するのですから、それに「ご」をつけて丁寧に言うこと自体、間違っていないのですがご退店という使い方はほとんどしていないと考えられます。

 

ご来店くださったお客様が帰る時にはご退店されましたとは言いません。

 

退店とは、客や店員が店を出ることなのでご退店は使っても良さそうなものなのですが、退店はお店に勤めていた人が辞めたとか、お店がテナントから撤退した時に使われることが多いです。

ご来店の反対語はどうなる?

では、ご来店の反対語はどういう言葉になるのでしょう。

 

ご来店くださるというのは、お店の方から見てお客様が来てくださるという意味ですから、お客様が帰る時は「お帰りになる」という言葉を使うことが多いです。

 

お店の人も、ご退店されるという言い方はせず、お帰りになるという言い方を使うところが多いです。

 

辞書の上ではご退店が対義語、反対語になっていますが、お店では使われないと考えておいた方が良いでしょう。

 

あるお店に行き、買い物をしていたが17時すぎには退店したというように、自身の行動を話す場合は退店を使うのが正しいです。

 

ご来店の対義語としてご退店という言葉はなく、この場合はお帰りという言葉が適当だと言えるでしょう。

 

日本語はとても奥深く、難しいものですが上手に使い分けをして誤った使い方をしないように注意したいものです。

 

丁寧語、尊敬語、謙譲語などの使い分けが難しいですが、一般常識としてこういう時はこの言葉を使うということを知っておくようにしましょう。

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